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2007年2月

2007年2月28日

8086マシン語、ハンド・アセンブル実験(3)

前回のブログで マシン語プログラムを 実行するところまできたので、 今回はこのプログラムを少し改造してみよう。

まず、前回のブログで実行したプログラムのソースは
mov  dl, 53h   ; 「S」の字の ASCII文字コード を DLレジスタにセット
mov  ah, 02h   ; 出力に1文字出力するファンクションコールを指定
int  21h       ; MS-DOSファンクションコール
int  20h       ; プログラムの終了
で、これをハンド・アセンブルして16進数のコードしたのが 「B2, 53, B4, 02, CD, 21, CD, 20」 であった。

このコードの2バイト目の「53」が表示される文字のコードなので ここを他のコードに変更すると表示される文字を変えられる。 「ASCII文字コード」から 適当な文字のコードを探してみるとよい。 例えば、「53」から「73」に変更して 「B2, 73, B4, 02, CD, 21, CD, 20」 としてから、実行してみると 表示される文字が小文字の「s」になる。

では、もう少し改良を加えて、文字を2文字表示するようにしてみる。
mov  dl, 53h   ; 「S」の字の ASCII文字コード を DLレジスタにセット
mov  ah, 02h   ; 出力に1文字出力するファンクションコールを指定
int  21h       ; MS-DOSファンクションコール
mov  dl, 73h   ; 「s」の字の ASCII文字コード を DLレジスタにセット
int  21h       ; MS-DOSファンクションコール
int  20h       ; プログラムの終了
上の例では1文字目が「S」、2文字目が小文字の「s」を表示している。 これをコードにしてみると、 「B2, 53, B4, 02, CD, 21, B2, 73, CD, 21, CD, 20」 となる。これを例のごとく バイナリ・エディターで入力してから「disp2.com」という名前を付けて 保存後、実行してみると、
C:\TEST>disp2
Ss
C:\TEST>
となる。

【参考リンク】

カテゴリー: プログラミング     22:14 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月27日

8086マシン語、ハンド・アセンブル実験(2)

前々回のブログで、 実験用のアセンブラを ハンド・アセンブルしてマシン語コードに するところまで来ていたので、今回はその続きとして、 そのコードをファイルにして、実際に実行してみることにする。

まず、コードをファイル化するために、 以前のブログ 『バイナリ・エディター「Stirling(スターリング)」』 で紹介した Windows用バイナリエディタ 「Stirling(スターリング)」 を使う。 そこで、新規ファイルを開いて、 マシン語コード「B2, 53, B4, 02, CD, 21, CD, 20」 を順番に打ち込んで行く。

入力が終了したら、 適当なディレクトリにファイルをセーブする。 ここでは、ファイル名を「disp1.com」としておこう。 ウィンドウズ上で、この手のプログラムを 実行するためには拡張子を「.com」とする必要がある。

さて、準備が完了したので、実際に実行してみよう。 ウィンドウズからコマンド・プロンプトを起動して、 それから 先ほどのファイル「disp1.com」を保存した ディレクトリへ「CD」コマンドで移動する。 例えば、デイレクトリ「C:\TEST」に移動するのであれば
cd C:\TEST
とする。

そこで、単に、「disp1」とタイプしてからリターンキーを打てば
C:\TEST>disp1
S
C:\TEST>
のように、今回作成したマシン語プログラムが実行され、 アルファベット大文字の「S」が表示されてから 無事にプロンプトが戻ってくるハズだ。

たかが 文字を1文字 表示するだけのプログラムではあるが、 自分でマシン語を直接打ち込んだプログラムが きちんと動作してくれるとなんとも言えず嬉しいものだ。

【参考リンク】

カテゴリー: プログラミング     22:52 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月26日

第5回JTPAシリコンバレーツアー参加者とのSkype

来月3月に第5回JTPAシリコンバレーツアーが開催される。 既に、日本全国からの20名の参加者が選考され Mixi や その他のメディアを駆使して 参加者間のコミュニケーションを図っている。

しかし、いくらインターネットが普及した時代となっても 究極のコミュニケーションは実際に会ってみることだ。 mixiの掲示板をみてみると、 関東地区とか関西地区とかで それぞれ ツアー参加者どうしのミーティングを何度か計画している。 ツアーをより実り多きものにするためには大切なことだと思う。

そこで、関東地区の第2回ミーティングが行われる際に Skypeでの参加をお願いした。 簡単な挨拶を終えた後、私はずっと発言をしない(ミュートしていた)で 現場のお話を聞かせていただいた。 集まられた方々の日ごろの活動について語り合っておられた。 わたしとしては日本の優秀な若い方々の貴重な生の声が聞けて 大変に楽しかった。

しばらく後、参加者の方々からの質問をお受けすることにした。 質問の内容としては、 ツアー開催までに何を予習しておいたらよいか、とか、 シリコンバレーの気候について、とか、 事前にこちらに来られる方からサンフランシスコ近辺の交通網について、 等であった。 私の経験上、過去の JTPAツアーとか、鹿児島大学ツアーとかの エピソードを交えて、それぞれの質問にお答えさせていただいた。

以前のブログ 「スカイプ(Skype)で ツアー参加学生との会議」とか 「第3回鹿児島大学シリコンバレー研修ツアーの 顔合わせの会」でも書いたとおり、 こうやって、 シリコンバレーツアー参加者の方々と 事前に、電話代も気にせずにお話が出来るというのは 本当にいい時代になったものだ。

カテゴリー: JTPA     22:37 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月25日

8086マシン語、ハンド・アセンブル実験(1)

知り合いの方からマシン語についてのご質問を頂いたので、 一種のデモンストレーションとして 8086のマシン語をハンド・アセンブルしてみることにする。 但し、複雑なプログラムは大変なので、 最低限 マシン語が動作していることがわかるレベル、 ということで事前に指定した一文字を画面に表示させるプログラムを作ってみる。

たった 一文字の表示であっても、 OSやBIOSに頼らず、全てをマシン語で組むのは非常に大変なので、 ここでは、安直にMS-DOSファンクションコールを呼ぶこととしよう。 これであればWindowsのコマンド・プロンプト画面、いわゆる「DOS窓」の中で実行できるハズだし、 もし、暴走してしまっても、その「DOS窓」を強制終了させれば、 Windows自体をリセットする必要もない。

ここでは、 「MS-DOS MASM プログラミング入門」 のページに MS-DOSファンクションコールについての解説があるのでそれを参考にしてみる。 これによると、出力に1文字出力するファンクションコールは、 「AH = 02H : DL = 出力する文字コード」となっている。 この情報をもとに アセンブラで記述してみると以下の4行になる。
mov  dl, 53h   ; 「S」の字の ASCII文字コード を DLレジスタにセット
mov  ah, 02h   ; 出力に1文字出力するファンクションコールを指定
int  21h       ; MS-DOSファンクションコール
int  20h       ; プログラムの終了
これをIntel の 80x86系CPUのオペコード・テーブルを使って 16進数に変換してみる。

まず、1行目の「mov dl, 53h」について。 DL レジスタに1バイトの値をセットするオペコードは「B2」で、 それに引き続き、セットしたい1バイトの値が来る。 この例では、大文字の「S」の字を表示することとして、 そのASCIIコードである 53h が来ることになる。 よって、「mov dl, 53h」の行は16進コードの「B2, 53」となる。

同様に、2行目の「mov ah, 02h」の オペコードは「B4」で、このコードに引き続き、 出力に1文字出力する MS-DOSファンクションコール を表す 「02h」をセットする。 よって、「mov ah, 02h」の行は16進コード「B4, 02」となる。

それからファンクションコールを実行する ソフトウェア割り込みである「int」命令のコードは「CD」であり、 直後に割り込み番号を1バイトで指定する。 MS-DOSファンクションリクエストの割り込み番号は「21」なので 「int 21h」はコード「CD, 21」となり、 その直後の、プログラムの終了を意味する 「int 20h 」がコード「CD, 20」となる。

これらを全てつなげてみると 「B2, 53, B4, 02, CD, 21, CD, 20」 となる。

では、実際の実行方法については次回のブログへの続きとしよう。

【参考リンク】

カテゴリー: プログラミング     22:50 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月24日

バイナリ・エディター「Stirling(スターリング)」

仕事柄、時々 バイナリ・エディターが必要になることがあるので、 いいソフトを探してみた。

Vector等のランキングやコメントなどから、 Windows用バイナリエディタとして 「Stirling(スターリング)」 というフリーのソフトの評判が良さそうなことが判ったので 早速ダウンロードしてみた。 ダウンロードした圧縮ファイル stir131.lzh を解凍してみると、 インストール作業をする必要もない。 抽出された 「Stirling.exe」ファイルを ダブル・クリックするだけで起動してしまう、 お手軽なところが非常によい。

ヘルプのバージョン番号は Version 1.31 となっているが、 1999年から アップデートされていない模様だ。 それでも人気がある、ということは それだけ良いソフトなのであろう。

編集画面は、バイナリ・エディターのお決まりのレイアウトで、 左にアドレス、真ん中に 00 〜 0F の 16バイトのバイナリ値編集領域、 右にそのバイナリのキャラクター表示、となっている。 直感的で非常に使いやすい。 また、右側のキャラクター表示領域に直接文字列を入力すると バイナリ値編集領域にその16進コードが自動的に表示される。

まだ使いこなせるほど触っていないが、他にも沢山の機能があるようだ。 非常用として、インストール(?)しておいても損のないソフトだと思う。

【参考リンク】

カテゴリー: Software     22:26 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月23日

パロアルト(Palo Alto)市 の ユーティリテー・サービス

パロアルト市は、 電気、ガス、水道、下水、そして最近では光ファイバー のサービスまでをも 市として運営している カリフォルニア州で唯一の市だそうだ。

パロアルト市の 電気、ガス、水道、下水 等、いわゆる「ユーティリテー」のサービスを 供給しているのが 「The City of Palo Alto Utilities (CPAU) 」 この CPAU の歴史は古く 100年以上の昔、1896年の水道システムの敷設から始まっている。 その後も、1898年の排水システム、 1900年に電気、1917年に天然ガスの供給、そして最近では 1996年から 総延長31マイルに及ぶ 光ファイバーに敷設に着手している。

この事業の影にも 地元 スタンフォード大学(Stanford University)の Charles "Daddy" Marx と Charles Benjamin Wing という 2人の教授の功績がある。 このスタンフォード大学の二人の教授は、 パロアルト市はユーティリテー・サービスを 一般の企業より安く提供できると主張した。 また当初より、ユーティリテー・サービスからの収益は コミュニティーへの還元が必要である、との原則を貫いており、 現在でも これらのユーティリテー・サービスからの収益は 地方公共団体としてのその他のサービス、 例えば、警察、消防、図書館、公園 等の充実に生かされているようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: エネルギー , シリコンバレー     22:54 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月22日

カリフォルニア(California)州 のエネルギー政策

エネルギー関連のブログが続いているが、 今回は、カリフォルニア(California)州 政府としてのエネルギー政策について 少しだけ調査してみる。

まず、この調査の基点は なんといっても カリフォルニア(California)州政府のホームページ。 ちなみに カリフォルニア州の州都はサクラメント(Sacramento)。 シリコンバレー(Silicon Valley)に住んでいる方とっては 当たり前のことであろうが、日本からこのブログを読んでいる方には 知らない方もおられると思う。 サクラメント(Sacramento)は サンフランシスコ(San Francisco)から 北東に約85マイルほどのところにある。

カリフォルニア州政府において、エネルギー関連行政を行っているのが 「カリフォルニアエネルギー委員会(California Energy Commission)」 である。 このカリフォルニアエネルギー委員会の場所は、 「カリフォルニア州議事堂(California State Capitol Museum)」 から3ブロックほど離れていて、 その場所については Directions to the Energy Commission のページに地図付きで説明してある。

カリフォルニアエネルギー委員会(California Energy Commission) のホームページには、 エネルギーについての統計や、Bioenergy Action Plan とか いろいろな情報が掲載されている。 特にソーラー・エネルギー(Solar Energy)を前面に出してきており、 「Go Solar California!」というページへのリンクもあり、 カリフォルニア州がクリーン・エネルギーへの移行を強く推進しているのが伺える。

【参考リンク】

カテゴリー: エネルギー     22:31 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月21日

WINDPOWER 2007

どの業界にもカンファレンスや展示会があるものだ。 アメリカにおける風力発電についての それが「WINDPOWER 2007 Conference & Exhibition」 である。

WINDPOWER 2007 は 2007年6月 3日(日曜)〜 6日(水曜)に Los Angeles Convention Center (1201 South Figueroa Street, Los Angeles, CA 90015)にて行われる予定。 このコンベンション・センターはロサンゼルスの中心部にある。 南北に走る110号線 と 東西に走る10号線 との交差点の 北西に角にあり、 ロサンゼルスの日本人街 リトル東京 から東に2マイル程の距離だ。

前回の WINDPOWER 2006 は 290団体の展示で 5000人の来場者を集めたそうだ。 そこで WINDPOWER 2007 は 前回を上回る 350団体の展示に 6000人の来場者を見込んでいる。 近年のクリーン・エネルギーへの関心の高まりを受けて、 出展者、来場者 ともに年々増加してきているようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: エネルギー     22:11 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月20日

風力発電の問題点

「風力発電」と言うと クリーンなイメージがあり、 環境にやさしいエネルギーとして、 環境問題など起こりそうには感じられない。 ところが、実際には風力発電に対して 環境に対する問題点も指摘されている。

その問題とは、野生生物や鳥への影響 である。 このことは、Wired News の記事 「環境保護団体が風力発電に反対運動(上)」、 「環境保護団体が風力発電に反対運動(下)」 に詳しく解説してある。 特に 以前のブログで紹介したウィンド・ファーム「 アルタモント・パス(Altamont Pass)」 での問題が大きいようだ。

この記事によると、 アルタモントパス ウィンドファームの建設されている場所が 渡り鳥の重要な移動経路になっていたり、または 貴重なワシやタカといった 猛禽類(もうきんるい)の 重要な餌場となっており、 そのため、高速で回転している風力発電機の羽根に これらの鳥類が衝突してしまい死んでしまうらしい。 その結果、自然保護団体から強い反発を受けている。

アルタモント・パス(Altamont Pass)の場合、 開発へ着手した時期が非常に早かったので、 このような 事態が想定されていなかったと考えられる。 ただし、最近の風力発電機メーカーや電力会社は 既にこの問題のことをよく理解しており、 機器に改良を加えたり、また設置場所の環境を事前に詳しく調査したりしているようだ。 また、風力発電機は 機械としての寿命がくると 交換されゆくので、 少しずつではあるが、鳥類に対しての この様な事故の起こりにくい発電機に 替わってゆきつつあるようだ。

また、この問題については 『ウィキペディア「風力発電」鳥への影響』にも 詳しく記述されている。

【参考リンク】

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2007年2月19日

カリフォルニア州内の ウィンドファーム・プロジェクト

今までのブログで カリフォルニア(California)州内の 代表的なウィンドファームを紹介してきたが、 それらについては 米国風力エネルギー協会(AWEA: American Wind Energy Association) の 「California Wind Energy Projects」 ページに一覧としてまとめられている。

これを見ると判るとおり、同じ地域の開発であっても、 いくつものプロジェクトがあり、それをいくつもの業者が担当しているのがわかる。 参考として アルタモント・パス(Altamont Pass) の 参入業者を一覧しておく。

上記の中でも Pacific Winds は コンタクトページ によると 事務所がアルタモント・パス(Altamont Pass)内 (15850P Jess Ranch Road, Tracy, California 95377 GoogleMap ) にあることが確認できた。

【参考リンク】

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2007年2月18日

テハチャピ・パス(Tehachapi Pass)

昨日ブログでシリコンバレー近郊の「アルタモント・パス(Altamont Pass)」について レポートしたが、カリフォルニア州において アルタモント・パスと並んで 有名はウィンド・ファームが 「テハチャピ・パス(Tehachapi Pass)」 である。 このテハチャピ・パスにもすでに5000基以上の風車が林立している。

「Comdex」が 世界最大のコンピュータ・トレードショーとして まだポピュラーだった時分、 私は ほぼ毎年 Comdex参加のために シリコンバレーから ラスベガスに車で移動していた。 このテハチャピ・パス ウィンド・ファームは、その際に いつも見ていたところである。

ベーカーズフィールド(Bakersfield)と ハイウェイ15号線上にあるバーストー(Barstow)を繋ぐ58号線は、 テハチャピの街の辺りで 山々に囲まれた平坦地の真中を通っている。 その58号線を走りながら見える 周りの山々の尾根には、何百、何千という 白い風車が立ち並んでいる。 個人的には ここを「風の谷」と呼んでいた。 (でも ナウシカは いなかった)

カリフォルニア州の3大ウィンドファーム といえば、 昨日のブログで紹介した「アルタモント・パス(Altamont Pass)」と 今回紹介した「テハチャピ・パス(Tehachapi Pass)」。 そしてもうひとつは、南カリフォルニアで 近くのパーム・スプリングス(Palm Springs)に電力を共有している 「サン・ゴルゴニオ パス(San Gorgonio Pass)」だそうだ。

【参考リンク】

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2007年2月17日

アルタモント・パス(Altamont Pass)

昨日のブログで「風力発電」について書いたが、 カリフォルニア州を代表するウィンド・ファームのひとつが 「アルタモント・パス(Altamont Pass)」である。

シリコンバレーの北東部、ハイウェイ580号線を リバモア(Livermore)から東向きに少し走ったあたりが 「アルタモント・パス(Altamont Pass)」である。

1970年代のエネルギー危機の後から、 つまり今から25年以上前から開発が進められてきたこの アルタモントパス ウィンドファーム には 今までに数多くの 風力発電施設の開発プロジェクトが実行されてきている。 それぞれの開発プロジェクトの実施時期や 開発にあたった業者もさまざまなため、 そこに使用されたの風力発電機もさまざまとなっている。 そのため いろいろな種類の風力発電機が林立しており、 その数は既に6000基以上にも上っている。

このアルタモントパス ウィンドファームの様子については、 「Altamount Pass Wind Farm」 に解説してあり、かつ、風車の写真も大量に掲載されている。

また、 「第9回 マイタウンマップ コンクール」 の経済産業大臣賞を受賞された 内橋 正弥さん の作品ページ 「風をつかめ!風力発電」 の中でも 「カリフォルニア ウインドファーム訪問記「アルタモントパス」」 として、アルタモントパスの風車発電機の様子が たくさんの写真付きで詳しく解説されている。

【参考リンク】

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2007年2月16日

風力発電

ちょっとクリーン・エネルギーについて調査する機会があった。 折角 調査したので、その結果をまとめておこうと思う。 クリーン・エネルギーというと いくつかの候補があるが、 その中でも「風力発電」について。

調べ物といえばいつものウィキペディア。 「風力発電」 のページに詳しくまとめられている。 このページによると 日本の風力発電の普及は 欧米に比較すると 遅れているとのことである。

また世界的見地からの風力発電の可能性については Wired Newsの 「Wired News:「世界風力地図」が示す風力発電の大きな可能性」 に説明されている。 スタンフォード大学の研究チームが編纂したこの地図によると 世界中の地域すべてに風力タービンを設置すれば、72テラワットの電力を生成できるそうだ。 これは世界の総電力需要量の5倍以上にあたる。 もちろん この値は理想的な数値であるが、 それでも今回の研究によって、風力が化石燃料に代わるエネルギー源に 十分なり得ることが証明された、とある。 それから 自分の得意分野でないものについて調査する場合には その業界を代表する組織から情報を得るとよい場合がある。 だいたい どの分野でも、どこの国にも、業界団体というものがある。 もちろん アメリカにも風力発電に関する業界団体が存在していて それが 「米国風力エネルギー協会(AWEA: American Wind Energy Association)」 である。一方、日本には 「日本風力発電協会(JWPA)」 という 業界団体があるようだ。

【参考リンク】

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2007年2月15日

室岡義勝先生講演会『食の安全と、生活習慣病を考える』

JUNBAの会長をされてこられた 大阪大学サンフランシスコ教育研究センター所長 室岡義勝先生の送別講演会ということで 『食の安全と、生活習慣病を考える』 と題した講演会が スタンフォード大学(Stanford University)の The James H. Clark Center (Bio-X) Auditorium で 行われた。

この講演の主催は CAHB(Center for the Advancement of Health and Biosciences)、 共催は JUNBA(Japanese University Network in the Bay Area) 。 B-Bridge International, Inc. と 東北大学が 後援ということで、 B-Bridge の桝本社長が進行役を務められた。

室岡先生の講演に先立ち、 西村俊彦 東北大学教授 による 『単剤3兆円売り上げのメガドラッグ ー スタチンの発見と応用』 と題して、 いかにしてコレステロール低下薬であるスタチンが発見され、 そして難病である肺高血圧症に対してスタチンがどのように効果があるのか 等についてのご講演があった。

それに引き続いて、室岡先生の講演。 自然食品として 乳酸菌飲料、酢、納豆、等について 先生が今まで ご研究されてこられた 菌やその遺伝子 について 紹介された。 室岡先生の講演内容について、とても全ては このブログで紹介しきれないので、 (というか、全ては憶えていないので) 最後に ご説明された一点だけ紹介させていただく。

  • 無農薬食品
  • 有機栽培食品
  • 遺伝子組み替え食品
上記のうち、安全性の高いものはどれであろうか? 一般的には「無農薬食品」「有機栽培食品」の順に安全で、 「遺伝子組み替え食品」は最も危険であると考えられている。 そのため、店頭の食品には 「この商品には遺伝子組み替え食材は一切含まれておりません」なんていう 但書きが大きく表示されていたりする。

この分野の研究者としての室岡先生の立場からすると、 その順番はまったく逆で、「遺伝子組み替え食品」が最も安全である ということだった。 その理由としては、遺伝子組み替え食品を開発するにあたって、 現在の科学で考えられる ありとあらゆる検査にパスしたものだけが 市場に出てきているからである。 つまり、科学的に完全に安全が証明された 遺伝子組み替え食品 しか 店頭に並ばない、ということ。 反対に、最も危険なのが「無農薬食品」。 栽培中に農薬を使用していなければ、 すべて無農薬食品として出荷されてしまい、 そこには まったく科学的な安全性の検証は行われていない。 例えば、農薬を使わなかったが故に、 人体に有害なカビや細菌が作物に付着していたとしても それは りっぱに「無農薬食品」として 食卓に上ることになるでのある。

【参考リンク】

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2007年2月14日

シリコンバレーのケーキ屋さん

ハイテクの街、シリコンバレー(Silicon Valley)と言っても いろんな お店がる。 今日は 2月14日ということでもあるので、 私には珍しいことだが ケーキ屋さん のお話。

シリコンバレー(Silicon Valley)の中心部を走る エル・カミノ・リアル(El Camino Real) から バーナード(Bernardo) という通りを 少し入ったモールの一角に「フジイ・ベーカリー(Fujii Bakery)」という おいしいケーキ屋さんがあった。

2月14日ということで、 義理チョコならぬ、義理ケーキを買いに 久しぶりに行ってみたのだが、 到着してみると店のシャッターが閉まっている。 2月14日という 最もケーキが売れる 稼ぎ時に お店を休んでいるハズはない。 どうも店舗を移転したような気配だった。

それから、知り合いに電話を掛けまくって 情報を収集してみた。その結果、 「フジイ・ベーカリー(Fujii Bakery)」を経営していた パテシエ(っていうのかな?)のフジイさんは 今は「Seto Deli」 のケーキ作りを担当されている、 とのことだった。

それから「Seto Deli」に 直行してみると、 確かに 以前「フジイ・ベーカリー(Fujii Bakery)」に置いてあった ケーキが並んでいた。 チョット値段が上がっているようにも感じたが、 味はそのままだった。 皆さんも、機会があったら一度お試しあれ。

【参考リンク】

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2007年2月13日

トリクル充電 (Trickle charging)

バッテリー とか 充電 とかについて 調査していると、 「トリクル充電」という言葉が使われることがある。 この「トリクル充電 (Trickle charging)」のことを 略して「TC」と呼んだり、また英語では、別名として「 float charging 」とも呼ぶそうだ。

「Trickle」とは英語としては「しずく、したたり、ぽたぽた落ちる、ちょろちょろ流れる 」という意味。 また「float」の方は「浮かぶ、浮く、浮かせる」という意味。 このような意味から、バッテリー や 充電 の 世界では、 「微小な電流を流してバッテリーの満充電状態を維持すること」を言う。

これについて、ウィキペディアの 「トリクル充電」 では
二次電池は自然放電が大きく、満充電にしておいても放置しておくと電気の量が減り、 イザと言う時に電気を充分に取り出せない。 その為、満充電を保つようにする仕掛けが必要となる。 トリクル充電は、その一つで、 通常は機器を商用電源で稼働させる一方で二次電池を機器から切り離し、 微小な電流を流して満充電状態を維持する。 そして、商用電源が停電で途絶えた場合には、 満充電の二次電池を機器に接続して 停電下でも継続して機器を運用できるようにする。
と説明している。 つまり、減っていく分だけ、継ぎ足しておけば、常に満杯にできる、 ということ。

この手の典型例は、UPS(無停電電源装置)だ。 常に内蔵バッテリーを充電しておき、停電の際には そのバッテリーから電気エネルギーを取り出す。 また、車の場合も トリクル充電 していると考えられる。 車はエンジンの回転で 発電機(ダイナモ)を回して 常にバッテリーの充電を行っている。 そのため通常は車からバッテリーを取り外して充電することなく、 セルモーターを回して車を始動することができている。

【参考リンク】

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2007年2月12日

バッテリー再生機の自作方法について

以前のブログでは、バッテリー再生機(デサルフェーター)の市販品について調査してきたが、 もっとすごいサイトを発見した。 「DIYバッテリーパルサー」 というサイトがそれだ。 このサイトは パルスによるバッテリー再生機の パルス発生器のしくみや動作原理から その作り方まで、懇切丁寧に解説している。

このページの管理者の方は 「はじめに」のページで 「アメリカのアラスタイア・クーパーさんのパルス充電によるバッテリーの回復を紹介し、検証します。」 と書いておられる。 ではその クーパーさんのページとは、 「Lead Acid Battery Desulfation Pulse Generator」 というページだ。

DIY手作りパルサー」のページには デサルフェーション・パルス発生装置の回路図とその動作原理の解説がある。 基本的には、タイマーIC 555 でデューティーほぼ5%のパルスを発生させて その信号を FET のゲートに加えてスイッチングする。 この時 FET 周辺にある 電解コンデンサー と コイル に エネルギーをためておき、それを一気に放出することにより、 バッテリーへパルス・エネルギーを加えることになる。

説明の中に 「リカバリータイムですが発生するパルスの周波数は数MHzです」 とある。 以前のブログ、 「バッテリー再生・延命 装置(デサルフェーター)の市販品 調査」 で、市販品それぞれの パルス周波数を調査しておいたが、 それらは、10KHz 〜 28 KHz であった。 それから比べると、この手作りパルサーのパルス周波数が 数MHz というのは 非常に高い周波数だ。 しかし、別のところには 「555の方はこの定数で実測1200Hzほどで発振し」 とある。 説明に矛盾があるような気がする。 これについては、後日、改めて検証してみたいと思う。

ここのところ、バッテリーの デサルフェーター について 調査してきたので、一台 試してみたいとは思っていた。 このサイトを見てみると、自作するのも それほど 難しくなさそうなので 折をみて 手作りしてみたくなってきた。

【参考リンク】

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2007年2月11日

Nijiya サンノゼ(San Jose)店が オープン

シリコンバレー(Silicon Valley)で有名は 日系マーケット といえば、ミツワ と Nijiya。 その Nijiya の サンノゼ(San Jose)店が 今日 オープンとなった。

Nijiya の サンノゼ(San Jose)店がオープンしたのは 240 Jackson St., San Jose, CA 95112。 サンノゼ(San Jose) 日本街の中心部だ。 以前は、「土橋マーケット」という 歴史ある日系食料品店だった店舗だ。

あまり、こういうセールには行かない方なのだが、 あまりの安さに引かれて行ってみることにした。 10時開店のところ、少し早めの 9時半ごろに 着いたのだが、 もう既に店はオープンしており、 店内はお客さんで満員になっていた。 私が店内に入った直後に 入店規制が始まって 外のお客さんは入れなくなってしまった。

店内でも人が多すぎて身動きがとれない状態。 レジに並んでいる人の列が店内を何周もしてしまっていて どこが最後尾なのかも判らない。 結局、買い物に2時間以上かかってしまった。

やっとの思いで買い物を済ませて 店の外に出てみると、 店の前の道路を封鎖して 特設ステージまで作って オープニング・セレモニーを行っていた。 また、この様子を日系の放送局も取材に来ていた。 今までチョットさびれた感じのあったサンノゼ日本街に Nijiya サンノゼ店の オープンを機会に 活気が戻ってくることを願っているようであった。

帰りがけ、既に時間はお昼になっていたのだが、 興味本位で その時点で どれくらいの長さの列ができているのかな、 と思って人の列をたぐってみた。 私の見たところ、ざっと300mくらいの列にはなっていた。 最後尾に並んでおられる方々は、 果たして閉店までに店内に入ることができるのであろうか、 と単純に心配してしまった。

【参考リンク】

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2007年2月10日

バッテリー再生・延命 装置(デサルフェーター)の市販品 調査

昨日のブログでレポートしたとおり、 最近の バッテリー(鉛蓄電池)の 復活・再生・延命 装置、 いわゆる「デサルフェーター(desulfator)」は 電気パルスを利用するタイプがほとんどだ。 実際に現在 市販されている製品を 3種類ほど紹介してみる。

まず、インターネット上で最も露出度の高い製品は 「ナノパルサー(Nanopulser)」という製品。 「High Grove, Inc.」 という会社が この「ナノパルサー(Nanopulser)」という 製品を取り扱っていて デサルフェーション(Desulfation) の原理を含め バッテリーの再生・延命について懇切丁寧に解説している。 この「ナノパルサー(Nanopulser)」の製造元は 「パルスジェネテック株式会社」 という日本の会社である。 既にアメリカにも進出している。 この「ナノパルサー(Nanopulser)」に関しては、 車のバッテリーは もちろん、ゴルフカートやフォークリフト等への 導入事例がいくつも紹介されている。 ちなみに、「High Grove, Inc.」サイトの FAQには、微弱特殊パルス電流の周波数は 10KHz に統一している、とある。

アメリカでは、 「パルステック(PulseTech)」 という会社が バッテリーの 充電やメンテナンス関連の製品を発売している。 この「パルステック(PulseTech)」で、上記の「ナノパルサー(Nanopulser)」に匹敵する製品として 「レディパルス(RediPulse)」という製品がある。 日本では、 「レディパルス12」 または 「加地貿易」 のサイトで 取り扱っているようだ。 ちなみに カタログによるとの「レディパルス(RediPulse)」のパルス周波数は22〜28KHz となっている。 また、パルステック(PulseTech) の「マニュアル・ページ」 から 事前にマニュアルもダウンロードできる。

3つめとして、 株式会社ピューマ「高性能・バッテリー・レスキュー装置」 というサイトが見つかった。 ここでも、12ボルト用と、24ボルト用を バッテリー・レスキュー装置 として販売しているようだ。

探せば、もっと いろんな会社や製品が見つかると思う。 ここに取り上げたサイトは、あくまでも 私が個人的に探し出したサイトを紹介しているだけであり、 お薦めしているわけではありません。 ご購入の際にはご自分で判断されてください。

【参考リンク】

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2007年2月 9日

デサルフェーション(Desulfation)

前回のブログで、 バッテリー(鉛蓄電池)の 性能劣化の最も大きな原因が 内部電極版の表面で硫酸塩が結晶化する 「サルフェーション(Sulfation)」(白色硫酸鉛化) であることをレポートした。 この硫酸塩の結晶を どうにかして 電極版表面から取り除くことが出来れば バッテリーは復活・再生することができるはずだ。 今回のブログではこの方法について。

まずは言葉の定義から、 硫酸塩が結晶化することを 「サルフェーション(Sulfation)」というので、 それを取り除くことを英語では、 「分離・除去」を表す接頭語「De-」をつけて、 「 de-sulfation 」と綴る。 これをカタカナ読みすると 「デサルフェーション」とか「ディサルフェーション」となる。 また、その装置のことを 「 de-sulfator 」と綴り、 日本語表記が「デサルフェーター」とか「ディサルフェーター」となる。

ではどうやって、電極版表面にくっ付いてしまった硫酸塩の結晶を取り除くのか? まず単純に考えられるのが、その結晶を物理的に剥ぎ落とすという方法。 でも このためには、バッテリーそのものを分解し、 電極を外に取り出さなくてはならない。 これってほとんど、バッテリーを工場で作り直しているのと変わらない。

次に考えられるのが、 電極表面の結晶を薬品で溶かしてしまう、という方法。 確かにそのような方法で バッテリーのリサイクルを行っている 専門業者はあるようだが、 この手の方法を用いて個人レベルで バッテリーを復活させるのは困難なようだ。

で、最近の研究でわかってきたことが、 電気的な振動、つまり電気パルスを与えてやること。 それも 高い周波数で与えてやると その電気的なショックで 電極表面の結晶が分解して、バッテリー溶液の中へ 溶解してゆくらしいことがわかってきたようだ。 いろんな文献を読んでみると、 この技術が実用化され始めたのが、だいたい ここ10年くらいのようだ。

調査の結果、 最近 市場に出回り始めている「デサルフェーター」と呼ばれている 装置は、ほとんど この技術、 つまり、バッテリーの プラス(+) と マイナス(−) の端子間に 高周波の電気パルスを加えてやって、 電極表面の硫酸塩の結晶を分解することにより、 バッテリー(鉛蓄電池)の 復活・再生・延命 を図っている。 現在市販されているものは 値段もお手ごろだし 個人でも十分購入可能だ。

【参考リンク】

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2007年2月 8日

サルフェーション(Sulfation)

私は「化学」は 全く得意ではないのだが、 バッテリー(鉛蓄電池)のしくみについて調査していると どうしても 化学式が出てきてしまうので、 このブログでは その辺についてのお勉強。

さて 英単語の「lead」と言うと 通常は「導く」という意味だが、 もう一つ意味がある。 ここで話題としている鉛蓄電池の主原料である 元素記号「Pb」の「鉛(なまり)」のこと。 ちなみに「鉛」を表す「lead」の場合、 「導く」という動詞「lead」の過去形・過去分詞の「led」と同じ発音となる。 この辺がややこしい。

次に お勉強しないといけない言葉が「sulfate(サルフェート)」。 「sulfate(サルフェート)」とは化学の時間に出てきた「硫酸イオン」「硫酸塩」のこと。 化学式の「SO4」となるところ。 例えば「calcium sulfate」は「硫酸カルシウム (CaSO4) 」ちなみに これは「 石膏(せっこう)」のこと。 「magnesium sulfate」は「硫酸マグネシウム (MgSO4) 」と言うぐあい。 ということで、バッテリー(鉛蓄電池) の内部で起こる化学変化で出てくる 「硫酸鉛 (PbSO4)」は 英語で「lead sulfate」 と言う。

ここで、鉛バッテリーの内部で起こっている化学変化をまとめみる。
  +電極 −電極
放電 PbO2 + H2SO4 → PbSO4 + H2O Pb + H2SO4 → PbSO4 + H2O
充電 PbSO4 + H2O → PbO2 + H2SO4 PbSO4 + H2O → Pb + H2SO4
この化学変化は完全に可逆変化なので、このままでは バッテリーの寿命は半永久的に思えてしまう。 しかし実際、バッテリーは2〜3年で寿命となってしまう。 ではその劣化の原因は何なのか。

上記表の「放電」の行を見てみると、 +電極側 でも −電極側 でも 先ほどの「硫酸鉛 (PbSO4)」、 英語で言うところの「lead sulfate」が できているのがわかる。 鉛蓄電池を放電した状態で放置すると、 この硫酸鉛が、電極版表面で白くて硬い結晶となってしまう。 このことを「サルフェーション(Sulfation)」、または「白色硫酸鉛化」という言う。

この電極の表面で結晶と化した硫酸鉛により 電極の表面積が低下する。 また、硫酸鉛の結晶は電気を通さないし、さらに、 一度できてしまった硫酸鉛の結晶はなかなか溶け出してゆかない。 結果的に、電極がどんどん小さくなっているのと同じことになり、 それに従いバッテリーの性能も どんどん下がっていってしまう。

ということで、この「サルフェーション(Sulfation)」が、 鉛バッテリーが劣化してゆく大きな原因なのである。

【参考リンク】

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2007年2月 7日

バッテリー(鉛蓄電池)の 復活・再生・延命 方法

自分で車のメンテナンスをしていると、 バッテリーは最も基本的はメンテナンス対象パーツである。 厄介なのは このバッテリー、思いのほか寿命が短いし、 それに、一度 劣化してしまうと復活・再生ができないことだ。 劣化してしまったバッテリー(鉛蓄電池)は、 廃棄して 新たなバッテリーを購入しなければならなくなるのだが、 これって お財布にとっても、そして 環境にとっても悪影響を与えることになる。 そこで どうにか このバッテリーの寿命を延ば(延命)したり、 または、劣化してしまったバッテリー(鉛蓄電池)を 復活・再生する方法はないものか、ということでチョット調査してみた。

例のごとくグーグルで検索・調査してみると、 いろんなことが判ってきた。 最近は バッテリーの両端に繋ぐだけで バッテリーを再生・延命してくれる装置が 既に存在しており、 いくつかの会社から販売されている。

それらの装置の原理の説明を読んでみると、 なにやら、今までに 見たことも 聞いたこともない 「サルフェーション」とか「デサルフェーター」 と言った言葉が出てきたりする。 一体、何のことなのか? それから それらの製品に共通しているのが 電気的パルスを発生させる、ということだ。 果たして、なぜ電気的パルスが バッテリーの再生・延命に関係するのか?

これらの技術については、今後 もう少し詳しく調査する必要がありそうだ。

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2007年2月 6日

JTPAスーパーギークサロン: まつもとゆきひろ氏

あの注目のオブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」の開発者、 まつもとゆきひろ氏によるJTPAギークサロンが行われた。

今回は、まつもとゆきひろ氏が 地元 島根県の しまねOSS(オープン・ソース・ソフトウェア)協議会 が主催する、US視察ツアーの一環で シリコンバレーに来られることになり、 急遽 開催が決まった、JTPAスーパーギークサロンである。 会場には、 日本からのUS視察ツアーに参加されている10人あまりの方々と JTPAのサロン募集に応募されたギーク15人、 それから、JTPAスタッフが集まった。

サロンはJPTA代表の渡辺千賀さんの司会で、 まず参加者の自己紹介からはじまり、 それから、 事前に集められていた まつもと氏への質問を元に 「徹子の部屋」形式で「千賀の部屋」として 進められていった。

質問には、「何故Rubyがこれほどまでに世界的に普及したのか」といった内容が多かった。 まつもと氏自身や、Rubyを初期の頃から ワッチしていたギークによると、 当初から、英語のメーリングリストなど、 英語によるコミュニケーションに力を入れていたからのようである。 もちろんRuby自身のソフトウェアとしての先進性もさることながら、 日本発のソフトウェアが世界標準になるためには、 やはり 英語による情報発信がポイントなのかもしれない。

また最近は、「Ruby on Rails (RoR)」の人気急上昇と共に Rubyの人気も急上昇してきている。 「RoRは、Ruby普及のために 開発してもらったのですか?」 という質問もあったが、まつもと氏によると、 RoRの開発者である David Heinemeier Hansson 氏とは 前々から面識はあったが、開発において 別段 協力体制などをとってきたわけではないそうである。

「Ruby on Rails (RoR)」では、 インストレーションの速さなどが注目されているが、 まつもと氏によると、 他の言語やフレームワークでも同様のことはできると思う。 しかし、その後のプログラムの変更工数をRubyと比較すると、 他の言語では絶対にマネできないハズだ、 とのことであった。



サロンとして しばらくの間 まつもと氏のお話を伺ってきたのだが、 大変親しみやすい方であった。 まつもと氏の人柄が言語仕様にも現れて、 それがRuby人気の原因になっているのであろう。

サロン終了後は、名刺交換や サイン会のようになってしまったが、 参加者の中には、まつもと氏から直筆サインを ノートPCに直接書いてもらっているツワモノもいた。

【参考リンク】

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2007年2月 5日

Windows における スクリーン・ショットの撮り方

操作中のウィンドウズの画面を 保存しておきたかったり、 人にメールしたかったり、 または、新しいソフトやウェブサイトの使い方の マニュアルを作らなければならない場合、 画面のスクリーン・ショットを撮る必要に迫られる。 今日は ウィンドウズのオリジナルの機能やソフトだけで スクリーン・ショットを実現する方法について。

まず、ご本家 マイクロソフト(Microsoft) のサポート・ページ 「Windows で Print Screen キーを使用して画面を取り込む方法」 から
画面全体の画像をクリップボードに取り込むには、PrintScrn キーを押します。 アクティブなウィンドウまたはダイアログ ボックス (たとえば、ワードパッド アプリケーションのウィンドウや [ファイルを開く] ダイアログ ボックスなど) の 画面を取り込むには、Alt + PrintScrn キーを押します。 Shift キーや Ctrl キーは全画面の取り込みに影響を及ぼしません。
「PrintScrn」 キー とは 「PrtScn SysRq」とか 刻印されていたりもする。 それから、ここで気をつけなければならないのは、 この「PrintScrn」キーは 普段あまり使用するキーでないので、 チョット特殊なキーボードやノートPCのキーボードでは、 別のキーを押しながらでないと有効にならない、とか あるモード・キーを有効もしく無効にしていないと 使えない、ということもある。

例えば、私がこのブログをタイプするのに 使っているキーボードは マイクロソフト(Microsoft)の 「ナチュラル・キーボード」 なのだが、 これには「F Lock」キーというのがあり、 このキーをオフにしている時でないと 「PrintScrn」キーは有効にならない、 ちなみに、「F Lock」キーがオンの時は このキーは「Insert」キーとして働く。

このように、「PrintScrn」 キー や 「Alt」 + 「PrintScrn」 キー で クリップボードに画像が取り込めたあと、 それをファイルに保存したい場合がある。 その場合は、ウィンドウズ付属の「ペイント」が利用できる。 [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[ペイント] で 起動できる。 ペイントが起動できたら[編集]−[貼り付け]を選択。 ファイルへの保存は、 [ファイル]−[名前を付けて画像を保存]。 この時、「保存形式」が指定できるので、 ウェブページに貼り付ける場合は、 「GIF 形式 (.gif)」か「JPEG 形式 (.jpg, .jpeg)」を選んだ方が都合がよい。

また、ペイントを使わなくても、 エクセルやワードになら 直接 画像を貼り付けることもできるので、 その場合は、わざわざペイントを立ち上げる必要もないし、 ファイルのセーブする必要もない。

【参考リンク】

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2007年2月 4日

Rubyにおける「バックスラッシュ記法」(2)

以前のブログ 「Rubyにおける「バックスラッシュ記法」(1)」 に加えて、Rubyの「バックスラッシュ記法」に 特殊な表記法があるので それについて例題を挙げてみる。

まず、 補足として 以前のブログ 「Rubyにおける「バックスラッシュ記法」(1)」 の例題スクリプト
printf(" %#04x ", "\n"[0])  #=> 0x0a (改行)
で用いた printf のフォーマットについて。 これについては、 Ruby「sprintfフォーマット」 に解説してある。 この例で使用しているフォーマットは「 %#04x 」 この意味を解析してみると、
  • 「 % 」 sprintfフォーマットの開始を表すメタ文字。
  • 「 # 」 16進表示における「 0x 」というプレフィックスを付加することを指定する
  • 「 0 」 出力が右詰めの場合に余った部分に空白の代わりに `0' を詰めこむことを指定する。
  • 「 4 」 幅。この場合は、プレフィックス「 0x 」を含めて4桁ということ。
  • 「 x 」 これは、16進表示するための指示子。
となる。

それでは 「バックスラッシュ記法」の例題にはいる前の 下調べとして e-Words の 「ASCII文字コード表」 から アルファベット「A」の文字コードを調べておく。 そうすると、10進で「65」、8進で「0101」、16進で「0x41」と判る。

ここで、 Ruby「バックスラッシュ記法」 にある
  • \nnn : 8進数表記 (n は 0-7)
  • \xnn : 16進数表記 (n は 0-9,a-f)
を試してみる。 ダブルクォートで囲まれた中で この表現を使うと、 そのコードの文字列になるハズである。ここでは 上記で調べた「A」を例としてスクリプトを書いてみると
p "\101"    #=> "A"    「A」の  8 進 表現
p "\x41"    #=> "A"    「A」の 16進 表現
当たり前ではあるが、それぞれ「 "A" 」と表示される。

話は断線するが、文字「A」の10進のコード「65」から文字に直したい場合は、
p 65.chr    #=> "A"    「A」の 10進数から 文字へ変換
とするとよい。 私見ではあるが、「バックスラッシュ記法」の流れから言うと、
p "\d65"    #=> "A"    「A」の 10進 表現
なんて出来そうな気がするが、これはできない。 単に「 "d65" 」と表示されるだけ。

この他にも
  • \cx : コントロール文字 (x は ASCII 文字)
  • \C-x : コントロール文字 (x は ASCII 文字)
  • \M-x : メタ x (c | 0x80)
  • \M-\C-x : メタ コントロール x
のような「バックスラッシュ記法」がある。

【参考リンク】

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2007年2月 3日

スカイプキャスト(Skypecast) の Mac問題

最近 スカイプキャスト(Skypecast) ネタが続いているので ついでに もう一つ。 いままでの スカイプキャストについての 説明は Windows版 Skype の バージョン 3.0 以降を前提にしている。

このブログを書いている段階では、 Mac版 Skypeには バージョン 3.0 は まだ リリースされていないようだ。 そのために 今まで 調査してきた スカイプキャスト の機能の全てを Macの上で実現することはできないようだ。

では全くだめか、と言うとそうでもない。 Mac版Skypeからスカイプキャストに 接続してみると繋がることは繋がっていて 話をすることは可能である。 以前のブログ 「 スカイプ キャスト(Skypecast) 参加に関する裏技 」 で紹介した SkypeOutからかける方法でも接続は行われ 音声での会話はできる。 ただし、あくまでも通常の「会議通話」ということで接続されており、 発言権の操作等の機能がまったく利用できない。 つまり、スカイプキャストに関連する表示が全くないために、 操作ができないだけでなく、 自分に発言権があるのかどうかさえもわからない状態となる。

これは、特にスカイプキャストを主催する場合に致命的な問題といえる。 現在のところ、スカイプキャストを主催する場合には、 Windows版のSkypeを使う必要があるようだ。 Mac版のSkypeの バージョン3.0が早くリリースされるのが待たれる。

【参考リンク】

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2007年2月 2日

JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」

JTPAでは おなじみの江島さんが開発と手がけている、 ブラウザだけでチャットができるという 「Lingr」 を使って 梅田さんのオンラインサロンを行ってみた。

いつもの JTPAサロンと同様 MUSE には サロンをされる梅田さんはもちろんのこと、 Lingr開発者 江島さん、 それから、私を含めた JTPAスタッフ数人が 集まって 事前準備を行った。 開始時間である カリフォルニア時間 午後7時 すこし前に Lingr の パスワードを解除して 誰でもアクセス可能な状態とした。 すると、Lingrの画面をみていると参加者が徐々に増えてきた。 これは大盛況とばかりに喜んでいると、 しばらくしてLingrへの参加人数が増えるにしがたい Lingrの反応が極端に遅くなってしまった。

江島さんによると 数日前に行った Lingrのアップグレードが 影響しているいるようだ、 ということで、 今回のオンラインサロンは残念ながら中止となってしまった。 しかし、中止の通知をサロン参加の皆様に 伝えようにも、Lingr そのものが動かないためそれもできない。 急遽、JTPAのサイト上に その旨アップすることになった。 ん〜、非常に残念。

その後、人数が減ってきた段階で 私がバックアップとして 準備していた スカイプ キャスト(Skypecast)への 接続URL情報を Lingr 上で通知させてもらった。 それを見て、何人かの方々が スカイプ キャスト にご参加された。 その時点で こちら側には、江島さん、晶子さん、 そして私の計3人がいたのだが、 結局、この3人で ラジオ番組のディスク・ジョッキー を スカイプ キャスト上でやってしまった。 スカイプ キャスト参加者の中には、 はてな の近藤さん とか Six Apart の宮川さん とか も参加していただき、暖かくお声がけしていただいた。

ディスク・ジョッキー をしながら 一緒に横にいた私には、 よほど 江島さんは 悔しかったと見えて、 あえて 無理に明るく振舞っているように感じられた。 江島さんも既に次回リベンジを宣言しているし、 江島さんのことだから、次回はきっと大丈夫でしょう。

【参考リンク】

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2007年2月 1日

第34回JBCフォーラム in Foster City (20070201)

今回のJBCフォーラムは 「Alternative Careers for Scientists: Out of the Lab and into the Great Unknown」 と題してDr. Robbins-Roth さんにご講演いただいた。 彼女は、バイオ業界創立初期の1981年に、 当時まだあまり名の知られていなかったGenentechに入社して研究者としてのキャリアをスタートし、 その後ビジネスアナリスト、ライター、パブリッシャーそしてコンサルタントと色々な側面から、 バイオ業界に貢献してこられた方だ。

JBCのサイトから Dr. Robbins-Roth さんが講演で利用したプレゼン資料 がダウンロードできる。 このプレゼン資料の3ページ目「Big Lessons:」の内容は、 バイオに限らず どの分野にも共通のものだと思う。 その部分を引用させていただくと、
  • Serendipity is important in science, and in your career path. Be open to it.
  • Lose the fear of failure. Look at the worst possible outcome, realize you can survive, and go for it.
  • “Credentials” not always required!
ひとつめの「Serendipity」という言葉は 一言で表現できる日本語は存在していないようだ。 辞書によると、この「Serendipity」の意味は 「予期せぬ良い物や楽しいことを見つけ出す才能や能力」となっている。 これも科学分野に限ったことではない。 どんな商売でも、どんなプロジェクトでも この能力が必要となる。

斎藤一人氏は、このことを「気づき」と呼んでおり、 「 変な人の書いたツイてる話 」の 83〜84ページで
プロの自覚ができた人だけが、天の助けをもらえます。 正しくて、楽しい道の道先案内人・指導霊を天がつけてくれます。 それぞれの道で、それぞれの人がプロの意識をもつと、 何かに迷いそうになったときに この指導霊が 「こっちに行け、そっちには行くな」と教えてくれます。
とある。 この指導霊の指導を受ける方法は、
あなたも、あなたの道先案内人の指導を受けることは十分可能です。 そのコツは、プロの意識を持ち、プロの覚悟を決めること。
とある。 斎藤一人氏によると、「Serendipity」を身に付けるには、 プロ意識を持って、プロの実力をつける必要があるようだ。

それから3番目、「Credentials(資格認定)も必要とは限らない」ということ。 これも 斎藤一人氏を引き合いに出すが、 斎藤一人氏は中学校卒業でも 日本一の金持ちになっている。

あとは、2番目に書いてあるとおり、 「失敗を恐れずヤルだけ。」

【参考リンク】

カテゴリー: JBC/LSJ , 斎藤一人     22:46 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
ハワイ島での遊覧飛行ツアーとB&Bのスペシャリスト、スカイメリカ
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