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エアコン

2006年7月31日

ガス漏れ防止剤 の注入作業

車のエアコン・シリーズの続き。 ガス漏れ防止剤注入の作業記録。

早速 ガス漏れ防止剤 の注入作業開始。 車のエンジンをかけて、エアコン最大にする。 車内をチェックしても冷たい風は出てこない。 低圧側のサービス・ポートへ例の圧力計を付けて測ってみたら、およそ 20 psi。 確かに、前回充填した直後は、45 psi だったから、ほとんどのガスが抜けてしまったことになる。

以前のブログ 「 カーエアコン 冷媒ガス充填 実践編 1日目 」や「 カーエアコン 冷媒ガス充填 実践編 2日目 」で レポートした 圧力の周期変動を確認するために しばらく 圧力計を付けたまま様子を見てみたが、 その現象は見られなかった。

そこで早速、用意していた ガス漏れ防止剤 Maxi Seal (MLR-2) を注入してみる。 注入方法は 前回のブログ「 ガス漏れ防止剤 Maxi Seal (MLR-2) 」にあるとおり。 実際にやってみると、思ったほど難しくなかった。

この製品のパッケージには2つのスプレー缶と それをサービス・ポートにつなぐ「Direct Charge Adapter」といういわれるものが 1つ 付いてきているのだが、始めに#1缶に このアダプターを取り付けてから注入する。 厄介だったのは、漏れ防止剤自身を注入することより、 この「Direct Charge Adapter」を #1缶から取り外して #2缶に取り付けること。 #1缶からなかなか外れなかった。

どうにか2つのガス漏れ防止剤の缶を注入した後、 それから、冷媒ガス R134a を1缶 注入した。 その時点での圧力が 約 25 psi。 ブルー・ゾーン ぎりぎり。 一応 車内には冷たい空気が出てくるようになっていた。 しかし、ちょっと弱い。

本来であれば、もう1本冷媒ガスを追加注入するべきなのであろうが、 ガス漏れが止まるのかどうかが判断つかない状況で100%充填しても、 フロンガスをそのまま空気中に撒き散らしてしまう可能性があり、 これは 環境にとっても お財布にとっても 悪い状況になってしまう。 ということで 今日のところは ここまでとした。 もう2〜3日ほど、様子をみてもらってから、 ガス漏れが止まっているようであれば、 残りの冷媒ガスを追加注入することにした。

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2006年7月29日

ガス漏れ防止剤 Maxi Seal (MLR-2)

車のエアコン・シリーズの続き。 昨日のブログで取り上げた ガス漏れ防止剤(Leak Sealer) のうちの 一つが、運良く近くのショップでが入手できたので、 それについてのレポート。

入手できたのは、インターダイナミクス(interdynamics) の 「Maxi Seal (MLR-2)」。 近くの PepBoys に置いてあった。 これは、ひとつのパッケージに2つの小さなスプレー缶が入っていて、 それぞれのカンに番号がふってある。 #1の方が、メタル(金属)系の漏れ防止剤、 #2の方が、ラバー(ゴム)系の漏れ防止剤。 わざわざ、缶を2つに分けてあるところが、いかにも効ききそうな雰囲気を醸し出している。

通常、インターダイナミクス(interdynamics) の製品については、 マニュアルが PDF形式でダウンロードできるのであるが、 あいにく、この Maxi Seal (MLR-2) に 関するマニュアルは見当たらない。 そこで、折角現物が手元にあるうちに、その裏面のマニュアルを 記録として引用させていただくことにする。

Maxi Seal (MLR-2) Directions:
  1. In a ventilated area start engine and turn A/C to maximun cooling.
  2. Take Maxi Seal #1, and shake can vigorously. Snap "Direct Charge Adapter" on top of can.
  3. Hole can upside down and press firmly onto your air conditioner's Low Side Service port until empty. There will be a small amount of material remaining in can.
  4. Follow this application immediately with Maxi Seal #2, applying the same procedure. This will flush metal sealer from A/C Service Port as well as seal rubber leaks.
  5. If A/C System is empty, charge immediately with refrigerant. In all cases, run A/C System for 15 minutes to circulate sealer.
要するに、通常の冷媒ガスの注入と同様に、 エンジンをかけて エアコン最大。 低圧側のサービス・ポートへ #1、#2 と順番に注入してゆく。 あとは、15分、エアコンを回しつづけること。

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2006年7月28日

カーエアコン ガス漏れ防止剤 調査

車のエアコン・シリーズの続き。 エアコンの冷媒ガスが漏れてゆくのを防ぐ ガス漏れ防止剤(Leak Sealer)についての調査。

以前のブログ 「 カーエアコン 冷媒ガス充填 実践編 1日目 」や「 カーエアコン 冷媒ガス充填 実践編 2日目 」で ご紹介したとおり、 知人の方の車のエアコンを修理(というか、 単にガスの補充を行っただけではあるが) をさせていただいた。

その後、オーナーの方によると、2〜3日するとまた エアコンが効かなくなったそうである。 前回 充填した冷媒ガスには おまけでガス漏れ防止剤が混入されているのだが、 残念ながら、それくらいでは塞ぎきれない穴が エアコン・システムのどこかにあいているのであろう。

このような場合、実際の医療の現場でも同じかもしれないが、 外科的処置を施す前に、できる限りの内科的処置を行ってみた方が、 時間的、金銭的な浪費が少ない可能性が高い。 つまり、ここで焦って エアコン・システムを分解してオーバーホールをすることより、 まずはケミカルの注入で難を逃れられるのであれば、それを行ってみた方がよいということだ。 そこで次のステップとして、ガス漏れ防止専用のケミカルを試してみることにする。 ではそれについて調査してみる。

まず、この手の製品最大手の インターダイナミクス(interdynamics) のサイトを覗いてみる。 Leak Sealersのページに 4つの製品が挙げてある。 そのうちの3つは ガスケット、ホース、Oリング(O'Rings) 等の ラバー部品専用である。 Maxi Seal (MLR-2) という製品は、2つのスプレー缶がセットになっており、 その片方には金属部分のシーリング機能もあるようである。

それから、 イー・エフ プロダクツ (EF Products, Inc.) の方にもいくつのもシーリング剤があるが、その中でも、 R134A SUPER SEAL という製品は メタル系のリークにも対応しているようである。

上記の メタルとラバーの両方に対応した ガス漏れ防止剤 の2つのうち どちらかを入手して試してみようと思う。

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2006年7月18日

冷媒ガスの漏れ発見 方法

冷媒ガスの漏れが、リーク防止剤で止まるぐらいであれば幸運だが、 それでも止まらない場合もある。 その場合は、何らかのメカニカルな修理が必要となるが、 それより先に、まず どこからガスが漏れてきているかを 突き止めなければ、修理のしようがない。 では、どうやって 漏れてくる個所を探しだすのか。

昨日のブログ「 カーエアコン 冷媒ガスの添加剤 」で 添加剤に オイル と リーク防止剤 があることを書いたが、 実はもう一つ 添加されているものがある。 それが染料である。 そう、この染料を冷媒ガスに混ぜることにより、 漏れてくる個所を特定する役割を果たしている。

染料として、よく用いられているのが 紫外線蛍光塗料。 この染料が添加されているスプレー缶のラベルには「UV」とか書いてある。 ちなみに「UV」とは 「ultraviolet」の略で紫外線のこと。 これは、日焼けが気になる女性の方が得意な言葉かな?

さて、この紫外線蛍光塗料がエアコンのパイプから漏れているのを 探さなければならないわけだが、 そのために、ちゃんと紫外線ペンライトと安全メガネがセットで販売されていたりする。 私はまだ使ったことがないのだが、 このペンライトからの紫外線に反応して リーク個所が光ってくれるのであろう。 一度 試してみたいような、 でも こんなモノに ご厄介にはなりたくないような、 複雑な心境である。

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2006年7月17日

カーエアコン 冷媒ガスの添加剤

車のエアコン・シリーズの続き。 冷媒ガスに含まれている添加剤について。

これまで、車のエアコンについて いろいろ調査してきて、 先日のブログ「 カーエアコン 冷媒ガス充填 実践編 2日目 」 で、カーエアコンの冷媒ガスの充填が成功した、というところまで書いた。 ここでひとまず、車のエアコンに関する記事に区切りをつけてもいいのだが、 しかし、まだ書いてない部分もある。 しばらくすると、すぐに忘れてしまいそうなので、 将来の自分のために、今のうち その内容を記録に残しておこうと思う。

車のエアコンに使われている冷媒ガスの成分は R134a しかないはずなのに、 実際に販売されているスプレー缶には いろいろな種類がある。 なぜ、こんなに種類が多いのだろうか。 その理由の一つが添加物の違い。 いくつかある添加物のなかでも代表的なのは2つ。 一つは オイル。そしてもう一つはリーク防止剤。

まず、リーク防止剤について。 スプレー缶を買ってきて冷媒ガスを追加をしなければならない、ということは、 エアコン・システムのどこからかガスが漏れている ということになる。 車のエアコンの各デバイスは金属のパイプでつながれているが、 その継ぎ目は オーリング(O-Ring) と呼ばれる ゴムのパッキンで漏れを防止している。 これが古くなってくると、傷んできて そこから 少しずつガスが漏れてしまう。 これがエアコンが効かなくなる最も多い原因。 この状態で、単に純粋な R134a だけ注入しても また、漏れていってしまう。 それを防止するために、リーク防止剤が含まれているスプレー缶が多い。

次にオイル。 では、なぜ エアコンのガスにオイルを混入しておかないといけないのだろう。 エアコン・システムでは冷媒ガスを循環させるために コンプレッサーが動いているし、途中にはいくつかのバルブが存在している。 これらも一種の機械なので潤滑油がないと焼きついてしまう。 そのため冷媒ガスにはオイルが常に混ざった状態にしておく必要がある。 ところが上記のとおり、ガスが抜けてゆくと、 混ざっているオイルも一緒に抜けていってしまう。 このままにしていては、コンプレッサーが焼きついてしまう。 だから、ガスと一緒にオイルも補充してやらなくてはならないわけだ。

添加剤としては、これら リーク防止剤 や オイル 以外にも 強化剤のようなものもあるようだが その辺については私もよくわからない。

これらの添加剤がコンビネーションされていたり、 または単独で販売されていたり。 もしくは、ガス缶にノズルがついているか いないか、 ノズルには圧力計がついているかどうか、 等、さまざまなオプションがあるため、 カーショップの店頭には 沢山の種類の冷媒缶が売られていることになる。

カテゴリー: エアコン ,     18:48 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月14日

カーエアコン 冷媒ガス充填 実践編 2日目

車のエアコン・シリーズ。 前回のブログ のとおり、 冷媒ガスを充填するために、 圧力を測定してみたら、周期的に変化するという 不可解な状況に遭遇した。

翌日、再度 冷媒ガス充填をトライすることになったが、 昨日と同じことを繰り返しても うまく行く可能性は少ない。 そこでまず、このような奇怪な現象が起こる理由を考えてみた。

その結果 私の推測であるが、冷媒ガスが少しづつ抜けていった場合、 エアコンのスイッチがオンの状態になると 低圧側の圧力が低くなりすぎ、この時点で安全装置のようなモノが働いて コンプレッサーが自動的の止まるようになっていると考えてみた。

つまり、 「エアコンのスイッチがオン」 −> 「コンプレッサー始動開始」 −> 「低圧側の圧力低下」 −> 「ガス不足のため圧力が低すぎ」 −> 「安全装置がオンとなりコンプレッサー停止」 −> 「エキスパンションバルブ(膨張弁)を介して、徐々に高圧側から低圧側へ 冷媒ガス移動」 −> 「低圧側と高圧側の圧力が ほぼ均衡する」 −> 「低圧側の圧力上昇に伴い安全装置オフ」 −> 「安全装置オフで 再びコンプレッサー始動開始」 −> 「低圧側の圧力低下」.....
というサイクルが繰り返されている、と考えたわけだ。 そうすると、昨日のガス充填時の逆流も、 低圧側の圧力が周期的に高くなったために逆流してきた、と考えると説明がつく。

実際は、圧力の変動周期と、コンプレッサー内の電磁クラッチの動作が連携しているかどうかが 確認できれば、この推測が正しいかどうかが、より正確にわかるのだが、 残念ながらこの車、エンジン横置きで、コンプレッサー・プーリーの回転面が見えないので、 電磁クラッチが動作しているかどうかを目で見て確認することができなかった。

もし、この推察が正しいとすると、この状況を打破するためには、 単に抜けた分のガスを補充してやればよいことになる。 しかし、そのガスの充填は圧力が低い状態で行わなければガスが逆流してきてしまう。 つまり、圧力変動周期のうち、圧力が下がった直後の数秒間を狙って冷媒ガスを充填する必要がある、ということになる。 ところが、現在の手持ちの冷媒ガスの缶には圧力ゲージがついていない。 これでは 圧力が落ちた その短い時間を狙って充填することができない。

そこで別のカーショップ AutoZone に 新たな冷媒ガスの缶を調達に行ってみた。 ここには、 インターダイナミクス(interdynamics) の製品は置いておらず、 代わりに、イー・エフ プロダクツ (EF Products, Inc.) の QUESTシリーズ を取り扱っており、運良くお目当ての ノズル無しの缶もあった。 できれば充填するガスはメーカーを統一したかったが、そうも言っておれないので、 仕方なく、QUEST の 「R134A HIGH MILEAGE W/STOPE LEAK (13 OZ) 340」 を購入した。

買ってきたガス缶を 圧力計付き充填ガン に取り付けて、充填を試みた。 これなら、ハンドルを握るだけで充填が開始できるので、 圧力が落ちた瞬間を狙って数秒ずつ充填していった。 この充填作業を何回か繰り返しているうちに、周期的に上下していた圧力が上がっていかなくなった。 おそらく、上記の推察が正しかったのであろう。 しばらくすると、圧力が低い状態で安定したので、 ハンドルを握りつづけてガス缶1本を注入しきってしまった。 その時点での圧力は約25psi、やっと青ゾーンまできた。

充填1本 終わった状態で、車内の温度チェックをしてみた。 その結果、助手席側からは冷たい風が出てくるようになったが、 運転席側からの空気は冷たくなかった。 これは、送風システムの内部が壊れているからなのか、 それとも単に冷媒ガスが不足しているからなのかがわからなかった。

ともかく この時点で、例の周期的な圧力変動がなくなっており、 低圧力を維持できる状態であったので、 昨日 充填に失敗したノズル付きガス缶からの充填を再度試してみた。 今度は逆流してくることなく ガスが入っていってくれた。 充填が終わった段階の圧力が約45psi。青ゾーンの上限といったところ。 ここで再び車内の温度チェック。 すると今度は全ての送風口からギンギンに冷えた風が吹き出てきていた。

今回の結論としては、冷媒ガスが徐々にもれてゆき、 コンプレッサーが正常に動作できないところまで抜けてしまったので 急にエアコンが全く効かない状態になってしまったようだ。 上記の様に、約2本の冷媒ガスを充填することにより復旧できた。 これで しばらく様子をみてみることにしよう。

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2006年7月12日

カーエアコン 冷媒ガス充填 実践編 1日目

車のエアコン・シリーズ。 今まで、数回に渡り車のエアコンについて書いてきたが、 その理由は、知り合いの方に 車のエアコン修理を頼まれたから。 そのため事前調査をしたのだが、その結果を折角だから ブログのネタにさせていただいたわけだ。 さて、先日 行ったカーエアコン修理の様子をレポートしてみよう。

まず、ご依頼のあった車は、エアコン急にが全く効かなくなったそうだ。 まず、エンジン・ルームを見てみたら、コンプレッサーへのベルトはキチンと掛かっているので、 以前のブログ「 中古車エアコン、ベルトで復活 」 のように、ベルトをつけて ハイお終い、という楽勝パターンではないようだ。

話によると、エアコンが急に全く効かなくなったということだったので、 最悪の場合、コンプレッサーが逝かれてしまったことも考えられる。 そうなると、私のような素人メカニックではお手上げになってしまう。 しかしエアコンの場合、プロに頼むと非常に高いので、 まずはダメ元で冷媒ガスの充填をしてみることにした。

そこで 冷媒ガスを PepBoys へ買いに行った。 できれば、 充填ガン を使いたかったので、ノズル無しの純粋なスプレー缶タイプを買いたかったのだが、 残念ながら「SD-134」という ノズル付きしか在庫がなかった。 しようがないので、この「SD-134」を2本ほど買ってきた。

さて、充填作業に取り掛かるわけだが、 今回の車はミニバンなのでエンジン・ルームが深い、 そしてサービス・ポートも奥に引っ込んでいる。 近くにはベルトがあるし、 手前ではラジエターファンが回っている。 ハッキリ言うと、エンジンを掛けた状態では あまり手をいれたくないところだが、 先日のブログ「 なぜ、エンジンを掛けながら冷媒ガスを充填するのか? 」で書いたとおり、 エンジンを回した状態でなければ冷媒ガスの充填はできない。

まず、「 カーエアコン 冷媒ガス 充填手順 」に従って、エンジンを掛け、冷房最大にしてから 低圧側サービス・ポートに圧力ゲージをつけて圧力を測ってみると、約20psi。 これはチョット低い。 そこで、圧力ゲージを外して、冷媒スプレー缶のノズルを取り付けて充填を試みる。 サービスポートは深い位置にあるし、周辺にはベルトやらファンが回っていて怖し、 なかなか うまく取り付けられない。 これも冷媒ガスの缶がノズル付きしかなかたったから。 面倒くさいが、毎回 圧力ゲージとスプレー缶を 付け替えなければならない。

どうにかノズルのアダプターが取り付けられたので、 スプレーのボタンを押して充填してみる。 しかし、冷媒ガスが うまく入っていっている気配がない。 どうも逆流してきて こぼれているようだ。

もう一度、圧力測定のために圧力ゲージを取り付ける。 そして、圧力を測定していると、先ほどは気づかなかったのだが、 圧力ゲージの針が変な動きをするのに気づいた。 始めは低くて緑ゾーンの 20psi ぐらいなのだが、 しばらくすると、徐々に圧力が上がっていき、 レッド・ゾーンの 65psi くらいまで上がり、 そこから一気にまた 20psi ぐらいまで下がる。 これが 10〜15秒 周期で繰り返される。

どうも不可解な現象なのだが、この時点では原因がわからずじまい。 この日は他の用事もあり時間切れ。 次回に再度 挑戦することになった。

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2006年7月10日

なぜ、エンジンを掛けながら冷媒ガスを充填するのか?

車のエアコン・シリーズ。 以前のブログ「 カーエアコン 冷媒ガス 充填手順 」の中で、 車のエンジンを掛けた状態で 冷媒ガスを充填するように説明されているが、 その理由について考えてみる。

車のエアコンのシステムは 以前のブログ「 カーエアコンのしくみ 」 で挙げたようなディバイスがパイプでつながれて一周している。 だからエアコンが(正確にはコンプレッサーが)動作していない状態では、 パイプ内部ではどこも同じ圧力になるはずである。

ちなみに、以前のブログ「 カーエアコン 冷媒ガス 充填手順 」では「やらないように」と自分では書いているくせに、 エンジンを止めた状態で、つまり、エアコン・システムのパイブ内部の圧力が均一の場合の値を 自分の車(SUBARU Outback)で測ってみた。 使ったのは、 これまた以前のブログ「 エアコン・ガスの 圧力計付き充填ガン 」 で紹介させていただいた 圧力計。 その測定結果が 約70psi。 この値って、この圧力計での色分けではレッド・ゾーンである。 それだけ、高い圧力だ、ってこと。 だから危険ですので、皆さん、真似しないように。

さて、このままでは冷媒も循環しないので、 エアコンとして機能させ、実際に冷やすためには、 コンプレッサーが 圧力を掛けて 低圧側から高圧側へ、冷媒を強制的に送りこんでやる必要がある。 しかし、エアコン・システムはパイプで一周しているので このままでは、冷媒がグルグル循環はするが、 圧力差は全くない状態になってしまう。 そのため、高圧側と低圧側を仕切って 圧力を調整する弁が必要になってくる。 その役目を果たしているのが「エキスパンションバルブ(膨張弁)」である。

冷媒ガスをエアコン・システム内へ充填する場合、 冷媒ガスのスプレー缶の内部圧力より、 充填先のパイプ内部の圧力が低くないと、 冷媒は流れ込んでゆかない。 もし、圧力差が逆向きなら、冷媒が逆流してしまって、 最悪の場合は、スプレー缶が破裂する可能性もある。 そのため、冷媒ガス充填時には、サービスポートの低圧側につなぎ、 コンプレッサーを常に回して、 つまり、コンプレッサーを回すためにはエンジンを掛けて、 できるだけサービスポートの部分を低圧にしなければならないわけだ。

以上のような理由により、冷媒ガスの充填の際は、 エンジンを掛けた状態で行わなければならない。 エンジンルームには ファンベルト等、いろんなものが回っているので、 手などを巻き込まれないように十分にご注意いただきたい。

【参考リンク】

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2006年7月 8日

カーエアコン 冷媒ガス 充填手順

車のエアコン・シリーズ。 冷媒ガス充填の基本的は手順をまとめてみる。

先ずは、安全確認から。 エアコン・システムの内部には フロン・ガスが高い圧力で入っているわけなので、 操作を間違うとガスがすごい勢いで噴射してくる。 その直撃を目に受けたら大変。 作業の際は必ず 防塵メガネ をかけることだけは お忘れになりませんように。

【冷媒ガス 充填手順】
  1. 車のボンネットを開け、サービスポートの低圧側を探し出す。 以前のブログ「サービス・ポート」を参考に。 但し、探し出せても、この段階では 冷媒ガスの缶は まだ繋がない。
  2. 車のエンジンを掛ける。
  3. エアコンのスイッチを入れて、冷房を最大にする。
  4. サービスポートの低圧側のキャップを取り外す。なくさないように。
  5. 冷媒ガスの缶のカプラーを サービスポートの低圧側に繋ぐ。 圧力メータ付きなら、ここで圧力を測定する。
  6. 冷媒ガスを充填する。可能であれば、圧力をチェックしながら。入れすぎないように。
  7. 充填が終了したら、サービスポートの低圧側から カプラーを外して、キャップを元にもどす。

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2006年7月 5日

エアコン・ガスの 圧力計付き充填ガン

車のエアコン・シリーズ。 エアコンを自分でメンテするならお薦めの 便利なグッズ、 圧力計付き充填ガン のご紹介。

この インターダイナミクス(interdynamics)社が発売している 圧力計付き充填ガン は 「QC-1CS」という型番で サービス・ポートの低圧側に接続するだけでパイプ内部の冷媒ガスの圧力が測れる。 サービス・ポートへの接続部分の取り付け金具も金属になっていて丈夫で安心。 また、この充填ガンの下部にはネジが付いており、 ここに フロンガス R134a の標準のスプレー缶を取り付けることができ、 ハンドルを掴むだけで簡単に充填できる。 ハンドルを放すと、即座に圧力測定が可能となる。

使用してみるとわかるが、これは超便利。 エアコンのガスを自分で管理される方は ひとつ持っておかれることをお薦めする。 ちなみに 上記の写真は、QC-1CS に充填ようの R134a缶が付いている「QCK-2CS」という製品。

この 冷媒ガス圧力計のメモリは、圧力の目安が色分けしてあり、大変わかりやすい。 その圧力と色と意味を表で示してみると、
0 〜 25 psiLOW冷媒ガスを追加するべき
25 〜 45 psiFILED適正圧力
45 〜 65 psi黄色ALERT圧力が高すぎ。
65 〜 200 psiWARNING圧力が異常に高すぎ。システムに問題あり。
となる。 注意点としては、この圧力は周りの温度によって大きく左右される。 上記の表は、周辺温度が 華氏 75 〜 85 度、摂氏でおよそ 23 〜 28度 の場合である。 もし周辺温度がもっと高い場合は より高めの圧力に、低い温度では より低めの圧力になる。

この 「QC-1CS」 より少し安めのモノで、「R-134a Trigger Charger Dispenser & Gauge (GBM-3CS)」というものもある。 こちらは サービス・ポートへの接続部分が 金属ではなくプラスティックになっている安価版。 機能はほぼ同じ。

【参考リンク】

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2006年7月 2日

interdynamics と QUEST

アメリカで カーエアコンの冷媒ガスやその周辺機器を供給している 会社を紹介しよう。

アメリカでは、カーエアコン用の冷媒ガス R134a や その関連機器 が どこのカーショップにも置いてあり、お手軽に買って自分で充填することができる。 そのカーエアコン系の製品でアメリカで最大手と思われるのが 「インターダイナミクス(interdynamics)」社。

この インターダイナミクス(interdynamics)社 は製品の種類も豊富だし、 多くのショップで販売されているので入手が易しい。 ウェブサイトも非常によくできていて、 カーエアコンの基礎的な解説 から FAQ まで盛りだくさん。 特にこのサイトの 解説ビデオ が非常に充実している。 もちろん言葉は英語ではあるが、 冷媒ガスの充填方法を知りたければ、見るだけでも参考になるハズ。 これを見れば冷媒ガスの充填なんて誰にでもできることがわかる。

それから、イー・エフ プロダクツ (EF Products, Inc.) という会社が「QUEST」というブランドでカーエアコン系の製品を供給している。 この会社、インターダイナミクス(interdynamics)社と 製品構成も非常に良く似ているが、 ウェブサイトの内容までそっくりである。 解説ビデオ 解説ビデオ まで用意してあり、見ているとチョット真似っぽい気がした。

【参考リンク】

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2006年7月 1日

気圧単位 psi と Kg/cm2

日本にいるときに相当 車をいじってきた人でも アメリカに来ると面を食らうことがある。 その一つが単位の違い。 今回はその中でも空気圧の単位について。

カーエアコンのガスをメンテする場合には その圧力が問題になる。 また、それ以外にも 車の基本メンテナンスしてタイヤの空気圧のチェックは 車をそんなにいりらない人にとっても重要な問題である。

試しに、相棒の義呼に「車のタイヤの空気圧は?」と聞くと 彼は「30」と答えた。 高校時代からアメリカにいて、 車についての知識は全てアメリカで得た彼にとっての タイヤの空気圧は 「30 psi」なのである。 一方 私の場合、タイヤの空気圧は 「2.1」だと記憶しているが これは、「2.1 Kg/cm2」のことになる。

タイヤの空気圧を表すのに、 従来、日本で使われてきたのは、「Kg/cm2」 一方、ここアメリカでは「psi」つまり「pound per square inch」が 使われてきている。 それに加えて、最近は kPa とか BAR とかも加わってきているようだ。 これって、もうホントに複雑。

ここで覚えておいた方がよいのは、 「1 Kg/cm2 = 14.2 psi」ということ。 それから、タイヤの空気圧をチェックする際に覚えておくべき数字は おおよそ「2.1 Kg/cm2 ≒ 30 psi」であること。 普通車の場合、だいたいこの前後。

ちなみに私が日頃使っているタイヤの空気圧計には の両方のメモリがついている。 というか、両方ついているゲージでないと私は困る、ということ。

それからこの間、日本人の方が乗る、日本車の空気圧をチェックしてあげたのだが、 普通車なのに4本全てのタイヤが「2.9 Kg/cm2 (41 psi)」になっていた。 これは高すぎ、ということで、ドアについているラベルを見てみたら、 適正気圧は、「29 psi」 と表示されていた。

【参考リンク】

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2006年6月30日

サービス・ポート

カーエアコンの配管には、圧力を測ったり ガスを注入したりするための「サービス・ポート」と呼ばれる バルブが設けられている。

カーエアコンの配管は コンプレッサーを挟んで 高圧側(High Side) と 低圧側(Low Side) に分けられる。 コンプレッサーから、車の前面にあるコンデンサーに向かっているパイプが高圧側。 その反対に、コンプレッサーから 室内にあるエバポレーターに向かっているパイプが低圧側。 通常、低圧側の方が太いパイプになっている。

高圧側 と 低圧側 のそれぞれに「サービス・ポート」と呼ばれる弁が付いている。 場合によっては、高圧側のポートが存在していないかもしれない。 ガスの補充の際は、この低圧側の サービス・ポートから注入することになる。

高圧側 と 低圧側 のサービス・ポートは微妙に大きさと形が違うので、 取り違えて作業することはまずありえない。 しかしながらどちらにしても、作業に際しては、 高圧側 と 低圧側 のそれぞれのサービス・ポートの位置を 正確に認識しておくべきである。

また、前回ブログで触れた 冷媒の種類 R12 と R134a のうち、 どちらのガスが使われているかによって、 サービス・ポートの形状が異なっており、 ガスの種類の異なるノズルは接続できないようになっている。

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2006年6月29日

R12 から R134a へ

以前のブログでカーエアコンのしくみについて書いたが、 「冷媒」であるフロンガスについてチョット勉強していると必ず行き当たる言葉がある。 それが 「R12」 と 「R134a」 である。

この R12 と R134a は共に 車のエアコンの冷媒として使われているフロンガズの種類である。 昔の車は 間違いなく R12 が使われてた。 この R12、化学的に安定で、耐久性にすぐれ、引火性、腐食性、毒性がない、 また沸点が −30℃ と 冷媒としては優れたもっていた。 ところがこの R12 は 構成分子に塩素を含んでいるいるため オゾン層破壊につながることが証明されてから 代替物質に代えることになった。

そこで搭乗してきたのが R134a という種類のフロンガス。 こちらは 塩素分子を含まず、しかも基本的な性質は R12 と同じ。 しかし微妙に性質の異なるところがあり、 そのまま入れ替えることはできないそうだ。

最近の車では、間違いなくR134aが使われており、 また、カーショップに売っている 冷媒も R134a ばかり。 チョット古い車を持っている場合、まず、R12 と R134a の どちらの冷媒がつかわれているか。 もし、古い車で R12 が使われていた場合、 エアコン・システムの冷媒が減ってきて それを充填する必要が出てきた場合、はたして どしたらよいのか? 今後、その辺についても調査してみたい。 ちなみに、私の 1989年製の車「GEO Spectum」には R12 が使われていた。

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2006年6月27日

カーエアコンのしくみ

前のブログにも書いたが、私はあまり車のエアコンについて詳しくないので それについてチョット勉強してみることにした。

カーエアコンのお勉強に際して、先ずはエアコンについての用語の整理。
  • 冷媒
    基本的にはフロンガス。 この冷媒が液体から気化するときに熱を奪う現象を利用して冷やしている。
  • エバポレーター(蒸発器)
    フロンガスを実際に蒸発(気化)させて冷却する装置。 通常ダッシュボードの下あたりに入っていて、 これに送風ファンで空気を通過させて車内を冷やす。
  • コンプレッサー
    気化した冷媒ガスを圧縮して液体に戻す前に液化しやすいように加圧する部分。
  • コンデンサー(凝縮器)
    コンプレッサーでの圧縮により高温・高圧になっている冷媒を外気により冷却する部分。 通常、車の前方、ラジエターより更に前側に備え付けられている。
  • レシーバー
    液体状の冷媒を貯蔵するところで、内部に乾燥剤を備えて冷媒中の水分の除去も行っている。
  • エキスパンションバルブ(膨張弁)
    液体状の冷媒が通過するときに、冷媒が気化しやすいように霧状に噴出させる絞り弁のこと。 通常、エバポレーターと一緒になっている。
上記のような部品がパイプで輪を書くように接続されており、 その中を冷媒が循環してゆくことになっている。

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2006年6月26日

中古車エアコン、ベルトで復活

私の知り合いの方が、中古車をお買いになった。 この真夏の暑いシリコンバレーなのに、 そのお車、エアコンが効かないそうである。 これは、ハッキリ言って地獄である。

その中古車は15年モノ。 エアコンが壊れていても、決しておかしくない年代モノである。 そのオーナー、折角安く買ったので、 お金をかけずにこの壊れたエアコンが直らないものかと 私のところに相談に来られた。 しょうがないので「見てみるだけですよ」ということでボンネットを開けてみた。

私もエアコン系はあまり得意でなので ダメモトだと思いながら エアコン系システムを辿っていった。 すると、コンプレッサーに ベルトがかかっていないのに気づいた。 通常、カーエアコンのシステムは、 エンジンの回転をベルトでコンプレッサーに伝えて、 そのエネルギーで冷媒を循環させている。 そのエンジンからコンプレッサーへのVベルトが存在していなかったのだ。

そのなくなっているベルトは一番外側で、 オルタネーター用のベルト等、他のベルトを外す必要もなく取り付け出来そうだったし、 また工具がラクに入れられる作業スペースも取れそうな位置にあった。 このベルトを掛けるだけなら、そんなに大した仕事でもなさそうなので、 「直るかどうかは保証できないが、ベルトを取り付けるだけなら 試してみましょう」、ということになった。

このベルトは特殊部品でもないので、近くのカーショップで簡単に入手できた。 ベルトは コンプレッサー と アイドラー、 それとそれらの間にある テンション・プーリーを 三角形で結ぶように取り付けられる。 取り付けには、そのテンション・プーリーの中心部にあるボルトを緩めて、 そのプーリーの位置を上下させる長いボルトを回すことによって ベルトにテンションが掛けられた。 作業終了後、テストしてみると、 さすがに ギンギンに冷える というところまではいかないが、 それなりに冷たい空気が噴出してくるようになった。

結局、ベルト代 約10ドルで エアコンがとりあえず復活。 ホントに運が良かったですね。 「ツイてる、ツイてる。」

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ハワイ島での遊覧飛行ツアーとB&Bのスペシャリスト、スカイメリカ
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