お薦め ページ


メニュー

ハワイ島 遊覧飛行ツアー

ハワイ島 B&B・ホテル

ハワイ島 不動産情報

ハワイ島 情報・観光ガイド

ブログ(Blog)

その他

関連サイト

: カテゴリー :

バッテリー

2007年6月25日

バッテリー交換 出動要請

自閉症児 渡の宝箱「バッテリー交換」 にも書いてあるとおり、 再び出動要請があったので行って来ました。 バッテリーが上がったのは2004年型のミニバン。

実際にバッテリーの電圧を測定してみると、 12.5Vほどあるので、それほど低いわけでもないのだが、 3年前に新車で買って、それ以来、一回も バッテリー交換したことがない、ということだった。 車のオーナーの方も、できれば新品に交換してほしい、ということだったので、 思い切ってバッテリーを新品に交換することにした。 古いバッテリーを外してた後、 現場がシアーズ(Sears)にも近かったので 迷わずシアーズのオートセンターへ直行。 幸い、ちょうどいいバッテリーの在庫が1個だけあった。

現場に戻って、買ってきた新品バッテリーを取り付けてみると 何の問題もなくエンジンがかかるようになった。 結局、今回のバッテリー交換も、 今までこのブログでバッテリーについて 調査してきたことをそのまま実行しただけだった。

今回の教訓としては、バッテリー交換後の電圧測定を忘れたこと。 つまり、非常に少ない確立ではあるが、 発電機(ダイナモ)が故障して、その結果、 バッテリーが上がってしまったのかもしれない、 という可能性が残っているからだ。

チョット心配だったので、翌日 改めて測定させていただいた。 その具体的な方法は、 バッテリーのプラス、マイナス両端間の電圧を まずはエンジンを切った状態で測定する。 だいたい、正常であれば、12.6V前後になるハズ。 次に、エンジンをかけた状態でもう一度測ってみる。 すると この場合、だいたい 14.0V 付近の電圧が測定できれば 発電機が発電していると言える。 実際に測定してみると、予想通りの電圧だったので まずは一安心といったところ。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー     22:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月13日

トリクル充電 (Trickle charging)

バッテリー とか 充電 とかについて 調査していると、 「トリクル充電」という言葉が使われることがある。 この「トリクル充電 (Trickle charging)」のことを 略して「TC」と呼んだり、また英語では、別名として「 float charging 」とも呼ぶそうだ。

「Trickle」とは英語としては「しずく、したたり、ぽたぽた落ちる、ちょろちょろ流れる 」という意味。 また「float」の方は「浮かぶ、浮く、浮かせる」という意味。 このような意味から、バッテリー や 充電 の 世界では、 「微小な電流を流してバッテリーの満充電状態を維持すること」を言う。

これについて、ウィキペディアの 「トリクル充電」 では
二次電池は自然放電が大きく、満充電にしておいても放置しておくと電気の量が減り、 イザと言う時に電気を充分に取り出せない。 その為、満充電を保つようにする仕掛けが必要となる。 トリクル充電は、その一つで、 通常は機器を商用電源で稼働させる一方で二次電池を機器から切り離し、 微小な電流を流して満充電状態を維持する。 そして、商用電源が停電で途絶えた場合には、 満充電の二次電池を機器に接続して 停電下でも継続して機器を運用できるようにする。
と説明している。 つまり、減っていく分だけ、継ぎ足しておけば、常に満杯にできる、 ということ。

この手の典型例は、UPS(無停電電源装置)だ。 常に内蔵バッテリーを充電しておき、停電の際には そのバッテリーから電気エネルギーを取り出す。 また、車の場合も トリクル充電 していると考えられる。 車はエンジンの回転で 発電機(ダイナモ)を回して 常にバッテリーの充電を行っている。 そのため通常は車からバッテリーを取り外して充電することなく、 セルモーターを回して車を始動することができている。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー     22:49 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月12日

バッテリー再生機の自作方法について

以前のブログでは、バッテリー再生機(デサルフェーター)の市販品について調査してきたが、 もっとすごいサイトを発見した。 「DIYバッテリーパルサー」 というサイトがそれだ。 このサイトは パルスによるバッテリー再生機の パルス発生器のしくみや動作原理から その作り方まで、懇切丁寧に解説している。

このページの管理者の方は 「はじめに」のページで 「アメリカのアラスタイア・クーパーさんのパルス充電によるバッテリーの回復を紹介し、検証します。」 と書いておられる。 ではその クーパーさんのページとは、 「Lead Acid Battery Desulfation Pulse Generator」 というページだ。

DIY手作りパルサー」のページには デサルフェーション・パルス発生装置の回路図とその動作原理の解説がある。 基本的には、タイマーIC 555 でデューティーほぼ5%のパルスを発生させて その信号を FET のゲートに加えてスイッチングする。 この時 FET 周辺にある 電解コンデンサー と コイル に エネルギーをためておき、それを一気に放出することにより、 バッテリーへパルス・エネルギーを加えることになる。

説明の中に 「リカバリータイムですが発生するパルスの周波数は数MHzです」 とある。 以前のブログ、 「バッテリー再生・延命 装置(デサルフェーター)の市販品 調査」 で、市販品それぞれの パルス周波数を調査しておいたが、 それらは、10KHz 〜 28 KHz であった。 それから比べると、この手作りパルサーのパルス周波数が 数MHz というのは 非常に高い周波数だ。 しかし、別のところには 「555の方はこの定数で実測1200Hzほどで発振し」 とある。 説明に矛盾があるような気がする。 これについては、後日、改めて検証してみたいと思う。

ここのところ、バッテリーの デサルフェーター について 調査してきたので、一台 試してみたいとは思っていた。 このサイトを見てみると、自作するのも それほど 難しくなさそうなので 折をみて 手作りしてみたくなってきた。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー     22:34 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月10日

バッテリー再生・延命 装置(デサルフェーター)の市販品 調査

昨日のブログでレポートしたとおり、 最近の バッテリー(鉛蓄電池)の 復活・再生・延命 装置、 いわゆる「デサルフェーター(desulfator)」は 電気パルスを利用するタイプがほとんどだ。 実際に現在 市販されている製品を 3種類ほど紹介してみる。

まず、インターネット上で最も露出度の高い製品は 「ナノパルサー(Nanopulser)」という製品。 「High Grove, Inc.」 という会社が この「ナノパルサー(Nanopulser)」という 製品を取り扱っていて デサルフェーション(Desulfation) の原理を含め バッテリーの再生・延命について懇切丁寧に解説している。 この「ナノパルサー(Nanopulser)」の製造元は 「パルスジェネテック株式会社」 という日本の会社である。 既にアメリカにも進出している。 この「ナノパルサー(Nanopulser)」に関しては、 車のバッテリーは もちろん、ゴルフカートやフォークリフト等への 導入事例がいくつも紹介されている。 ちなみに、「High Grove, Inc.」サイトの FAQには、微弱特殊パルス電流の周波数は 10KHz に統一している、とある。

アメリカでは、 「パルステック(PulseTech)」 という会社が バッテリーの 充電やメンテナンス関連の製品を発売している。 この「パルステック(PulseTech)」で、上記の「ナノパルサー(Nanopulser)」に匹敵する製品として 「レディパルス(RediPulse)」という製品がある。 日本では、 「レディパルス12」 または 「加地貿易」 のサイトで 取り扱っているようだ。 ちなみに カタログによるとの「レディパルス(RediPulse)」のパルス周波数は22〜28KHz となっている。 また、パルステック(PulseTech) の「マニュアル・ページ」 から 事前にマニュアルもダウンロードできる。

3つめとして、 株式会社ピューマ「高性能・バッテリー・レスキュー装置」 というサイトが見つかった。 ここでも、12ボルト用と、24ボルト用を バッテリー・レスキュー装置 として販売しているようだ。

探せば、もっと いろんな会社や製品が見つかると思う。 ここに取り上げたサイトは、あくまでも 私が個人的に探し出したサイトを紹介しているだけであり、 お薦めしているわけではありません。 ご購入の際にはご自分で判断されてください。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー     22:04 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 9日

デサルフェーション(Desulfation)

前回のブログで、 バッテリー(鉛蓄電池)の 性能劣化の最も大きな原因が 内部電極版の表面で硫酸塩が結晶化する 「サルフェーション(Sulfation)」(白色硫酸鉛化) であることをレポートした。 この硫酸塩の結晶を どうにかして 電極版表面から取り除くことが出来れば バッテリーは復活・再生することができるはずだ。 今回のブログではこの方法について。

まずは言葉の定義から、 硫酸塩が結晶化することを 「サルフェーション(Sulfation)」というので、 それを取り除くことを英語では、 「分離・除去」を表す接頭語「De-」をつけて、 「 de-sulfation 」と綴る。 これをカタカナ読みすると 「デサルフェーション」とか「ディサルフェーション」となる。 また、その装置のことを 「 de-sulfator 」と綴り、 日本語表記が「デサルフェーター」とか「ディサルフェーター」となる。

ではどうやって、電極版表面にくっ付いてしまった硫酸塩の結晶を取り除くのか? まず単純に考えられるのが、その結晶を物理的に剥ぎ落とすという方法。 でも このためには、バッテリーそのものを分解し、 電極を外に取り出さなくてはならない。 これってほとんど、バッテリーを工場で作り直しているのと変わらない。

次に考えられるのが、 電極表面の結晶を薬品で溶かしてしまう、という方法。 確かにそのような方法で バッテリーのリサイクルを行っている 専門業者はあるようだが、 この手の方法を用いて個人レベルで バッテリーを復活させるのは困難なようだ。

で、最近の研究でわかってきたことが、 電気的な振動、つまり電気パルスを与えてやること。 それも 高い周波数で与えてやると その電気的なショックで 電極表面の結晶が分解して、バッテリー溶液の中へ 溶解してゆくらしいことがわかってきたようだ。 いろんな文献を読んでみると、 この技術が実用化され始めたのが、だいたい ここ10年くらいのようだ。

調査の結果、 最近 市場に出回り始めている「デサルフェーター」と呼ばれている 装置は、ほとんど この技術、 つまり、バッテリーの プラス(+) と マイナス(−) の端子間に 高周波の電気パルスを加えてやって、 電極表面の硫酸塩の結晶を分解することにより、 バッテリー(鉛蓄電池)の 復活・再生・延命 を図っている。 現在市販されているものは 値段もお手ごろだし 個人でも十分購入可能だ。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー     22:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 8日

サルフェーション(Sulfation)

私は「化学」は 全く得意ではないのだが、 バッテリー(鉛蓄電池)のしくみについて調査していると どうしても 化学式が出てきてしまうので、 このブログでは その辺についてのお勉強。

さて 英単語の「lead」と言うと 通常は「導く」という意味だが、 もう一つ意味がある。 ここで話題としている鉛蓄電池の主原料である 元素記号「Pb」の「鉛(なまり)」のこと。 ちなみに「鉛」を表す「lead」の場合、 「導く」という動詞「lead」の過去形・過去分詞の「led」と同じ発音となる。 この辺がややこしい。

次に お勉強しないといけない言葉が「sulfate(サルフェート)」。 「sulfate(サルフェート)」とは化学の時間に出てきた「硫酸イオン」「硫酸塩」のこと。 化学式の「SO4」となるところ。 例えば「calcium sulfate」は「硫酸カルシウム (CaSO4) 」ちなみに これは「 石膏(せっこう)」のこと。 「magnesium sulfate」は「硫酸マグネシウム (MgSO4) 」と言うぐあい。 ということで、バッテリー(鉛蓄電池) の内部で起こる化学変化で出てくる 「硫酸鉛 (PbSO4)」は 英語で「lead sulfate」 と言う。

ここで、鉛バッテリーの内部で起こっている化学変化をまとめみる。
  +電極 −電極
放電 PbO2 + H2SO4 → PbSO4 + H2O Pb + H2SO4 → PbSO4 + H2O
充電 PbSO4 + H2O → PbO2 + H2SO4 PbSO4 + H2O → Pb + H2SO4
この化学変化は完全に可逆変化なので、このままでは バッテリーの寿命は半永久的に思えてしまう。 しかし実際、バッテリーは2〜3年で寿命となってしまう。 ではその劣化の原因は何なのか。

上記表の「放電」の行を見てみると、 +電極側 でも −電極側 でも 先ほどの「硫酸鉛 (PbSO4)」、 英語で言うところの「lead sulfate」が できているのがわかる。 鉛蓄電池を放電した状態で放置すると、 この硫酸鉛が、電極版表面で白くて硬い結晶となってしまう。 このことを「サルフェーション(Sulfation)」、または「白色硫酸鉛化」という言う。

この電極の表面で結晶と化した硫酸鉛により 電極の表面積が低下する。 また、硫酸鉛の結晶は電気を通さないし、さらに、 一度できてしまった硫酸鉛の結晶はなかなか溶け出してゆかない。 結果的に、電極がどんどん小さくなっているのと同じことになり、 それに従いバッテリーの性能も どんどん下がっていってしまう。

ということで、この「サルフェーション(Sulfation)」が、 鉛バッテリーが劣化してゆく大きな原因なのである。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー     22:43 | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 7日

バッテリー(鉛蓄電池)の 復活・再生・延命 方法

自分で車のメンテナンスをしていると、 バッテリーは最も基本的はメンテナンス対象パーツである。 厄介なのは このバッテリー、思いのほか寿命が短いし、 それに、一度 劣化してしまうと復活・再生ができないことだ。 劣化してしまったバッテリー(鉛蓄電池)は、 廃棄して 新たなバッテリーを購入しなければならなくなるのだが、 これって お財布にとっても、そして 環境にとっても悪影響を与えることになる。 そこで どうにか このバッテリーの寿命を延ば(延命)したり、 または、劣化してしまったバッテリー(鉛蓄電池)を 復活・再生する方法はないものか、ということでチョット調査してみた。

例のごとくグーグルで検索・調査してみると、 いろんなことが判ってきた。 最近は バッテリーの両端に繋ぐだけで バッテリーを再生・延命してくれる装置が 既に存在しており、 いくつかの会社から販売されている。

それらの装置の原理の説明を読んでみると、 なにやら、今までに 見たことも 聞いたこともない 「サルフェーション」とか「デサルフェーター」 と言った言葉が出てきたりする。 一体、何のことなのか? それから それらの製品に共通しているのが 電気的パルスを発生させる、ということだ。 果たして、なぜ電気的パルスが バッテリーの再生・延命に関係するのか?

これらの技術については、今後 もう少し詳しく調査する必要がありそうだ。

カテゴリー: バッテリー     22:35 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月10日

米国バッテリー製造3社

アメリカで製造されている車のバッテリーは、 実は たった3つのメーカーが製造しているそうである。

ブログを書くために、車のバッテリーについて いろいろ 調査していたら、 MSN Autos の Consumer Reports の記事に 「Car Battery Buying Guide」 というのが見つかった。

このレポートによると、アメリカ製の車のバッテリーの ほとんどは たった3つのメーカーが製造しているそうである。 その記述の部分を引用させていただくと、
Most auto batteries are made by just three manufacturers, Delphi, Exide, and Johnson Controls Industries. Each makes batteries sold under several different brand names. Delphi makes ACDelco and some EverStart (Wal-Mart) models. Exide makes Champion, Exide, Napa, and some EverStart batteries. Johnson Controls makes Diehard (Sears), Duralast (AutoZone), Interstate, Kirkland (Costco), Motorcraft (Ford), and some EverStarts.
となっている。 これによると、アメリカ国内にもバッテリーのいろいろなブランドがあるが、 それらは、 DelphiExideJohnson Controls の3社から、 OEM(Original Equipment Manufacturing:相手先商標製品製造)供給を受けて販売しているとある。

例えば、以前のブログで取り上げた「 DieHard 」も、実は Johnson Controls が製造しているそうだ。 また、上記の記事によると、 ウォルマート(Wal-Mart)のブランド「EverStart」は 3社全てから供給をうけているらしい。

ただし、同じメーカーが作っていたとしても、 ブランドにより、また、同じブランドの中でも、その製品シリーズにより、 使っている材料やその品質も違うし、それにより値段や保証期間も違う。 バッテリーを実際に購入の際には、その辺のことを良く考えてみた方が良いようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー ,     22:29 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 9日

BCI バッテリー グループ サイズ (Battery Group Size)

車のバッテリー シリーズ。 アメリカで販売されているバッテリーの 物理的な大きさの規格について。

アメリカでは鉛蓄電池型のバッテリーの業界団体 「BCI(Battery Council International)」 というのがあって、そこがバッテリーに関するいろいろ規格を決めているようだ。 バッテリーの物理的な大きさについても同様で、 それを「バッテリー グループ サイズ (Battery Group Size)」と呼んでいる。 一般的な車に使用されているバッテリーの場合、 2桁の番号になっていて、場合によってはそれにアルファベットが1文字か2文字 付加されている。 その規格番号の一覧表が BCI GROUP NUMBERS, AND DIMENSIONAL SPECIFICATIONS のサイトにある。

バッテリーを自分で購入して交換する際には、 基本的には、この「バッテリー グループ サイズ (Battery Group Size)」が 交換前のバッテリーと同じであれば問題ないことになる。

規格番号に付加されている いくつかのアルファベットの意味が今のところ不明なのだが、 そのうち「R」というのは 電極の位置を表しているようである。 この場合の電極の位置とは、バッテリーのラベルを手前にした際に、 プラス極 と マイナス極 が 左右どちらに位置しているか、ということ。 通常、車のバッテリー・ケーブルには 長さの余分は全くないので、 電極の位置が反対だと、つなげなくなってしまう。 例えば、26 と 26R、 51 と 51R、58 と 58R の様に 同じ番号でも、「R」付きも存在する番号の場合は、 購入の際に十分な注意が必要である。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー ,     22:21 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 8日

バッテリー交換時の電極を外す順番

車のバッテリーについてのブログが続いているついでに、 バッテリー交換時の電極を外す順番について。 これは命にも関わることなので、 忘れないようにブログにまとめておくことにする。

通常の車は マイナス(−)、つまり 黒いケーブルの方が アース用の電線で車のボディーに接続されている。 つまりマイナス接地である。

この状況で、バッテリー交換のため、 プラス(+) の電極のネジを 金属のレンチを使って緩めると仮定してみる。 その作業中、自分の膝が車のボディーに触れたとしよう。 すると、 「 バッテリー(+) -> 金属のレンチ -> 自分の手 -> 自分の体 -> 自分の膝 -> 車のボディー -> アース用の電線 -> バッテリー(−)」 という電気回路が出来上がってしまい、 自分の体を電気が流れることになる。 これが いわゆる「感電」で 非常に危険。

ということで、「バッテリー交換時の電極を外す順番」の正解は、 まず、マイナス(−)の電極から外すこと。 すると、もし 自分の膝が車のボディーに触れたとしても 「バッテリー(−) -> 金属のレンチ -> 自分の手 -> 自分の体 -> 自分の膝 -> 車のボディー -> アース用の電線 -> バッテリー(−)」 と、マイナス極から出て、同じマイナス極へ 戻っている。 そのため、自分の体を電気が流れることはない。 これは 小鳥が電線にとまっても感電死しないのと同じ原理。

また、新しいバッテリーを取り付ける際は、全く逆の順番で、 プラス(+) の電極のネジを先に取り付け、 その後、マイナス(−)の電極を取り付ける。

カテゴリー: バッテリー ,     22:45 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 7日

DieHard

「DieHard」とは シアーズ(Sears) が販売しているバッテリーの独自ブランド。 噂に聞くと この「DieHard」、結構 優れものらしい。 では、その実力を検証してみよう。

以前のブログ「 バッテリー交換(1)ジャンピングしてもエンスト 」で書いたとおり、お知り合いの方の車のバッテリーを 新しいバッテリーに交換しなければならないのだが、 依頼者からは、「多少 値段が高くても、良いバッテリーに交換して欲しい」というご要望を頂いた。 では、ご要望にお応えするためには、 「良いバッテリー」とは、どんなバッテリーなのか? 具体的には どのブランドの どの製品なのか? が問題になる。 そこで、巷の評判のよい「DieHard」について研究してみた。

シアーズのバッテリー「DieHard」のページ を見てみるとわかるが、 同じ型番のバッテリーにも Temperate Zone として 「North」と「South」に分けられているものがある。 確かに、バッテリーの性能は使用する環境の温度に大きく左右される。 特にアメリカのような広い国土だと、地域による温度差が激しい。 それを1つの温度特性でカバーするのが難しいのは容易に想像がつく。 そこでシアーズは温度対策を施し、販売地域により最適化している点は大変評価できるし、 私はこれを他のブランドでは見たことがない。 ちなみに、ここシリコンバレーでは North バージョンを販売しているようだ。

他のバッテリーのブランド同様、シアーズのバッテリーも大きく2つのレベルに分かれていて、 普及版が「DieHard WeatherHandler」、 そして、高級版が「DieHard Gold」となっている。 実力を比べるために、今回の交換対象となる「Battery Group Size: 24F」の大きさのバッテリーの CCA(Cold Cranking Amps)RC (Reserve Capacity) を比較してみる。
DieHard Gold700 CCA120 RC
DieHard WeatherHandler585 CCA105 RC
ACDelco 24-6YR550 CCA100 RC
ちなみに上の表の「ACDelco 24-6YR」が、今回死んでしまった古いバッテリーの値。 この表を見る限り、確かに「DieHard Gold」の値は高くなっている。

また、保証期間を比較してみると、 DieHard WeatherHandler の Months in Use Free Replacement は 18ヶ月。 一方の DieHard Gold の Months in Use Free Replacement は 36ヶ月となっている。 この DieHard Gold の保証期間は、他のブランドよりも確かに長い。 保証期間を長く設定できると言うことは、 それだけ製品に自身があるということであろう。

ということで、結局、「DieHard Gold 33023」を購入することにした。

【追伸】
このバッテリーをシアーズに買いに行った日曜日も 非常に暑い日で、こんなにシアーズの自動車部品売り場に お客が来ることがあるのだろうか、というぐらい 沢山の人が来ていて、バッテリーが飛ぶように売れていた。 なかでも、古いバッテリーを取り外して持って来ていたお客さんがいたのだが、 そのお客が持って来ていた古いバッテリーが ACdelco製のバッテリーだったのを見て 思わず笑ってしまった。

カテゴリー: バッテリー ,     13:10 | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月 6日

RC (Reserve Capacity)

アメリカで販売されている車のバッテリーの性能を示す指標のひとつ。 この「RC(Reserve Capacity)」とは、例えて言えばバッテリーの「持続力」を示す指標。

前回の「CCA(Cold Cranking Amps)」に引き続き、 この「RC (Reserve Capacity)」の定義について ググった結果をまとめてみる。

まず、 「Great Northern Battery Systems」 というバッテリーの問屋さんのサイトでの「RC (Reserve Capacity)」の定義から
Reserve capacity is the time in minutes that a new, fully charged battery will deliver 25 amperes at 80 degrees F and maintain a terminal voltage equal to, or greater than, 1.75 volts per cell. This rating represents the time the battery will continue to operate essential accessories if the alternator or generator of a vehicle fails. Put another way, reserve capacity is a battery's ability to sustain a minimum vehicle electrical load in the event of a charging system failure. Under the worst conditions (winter driving at night), this minimum could require current for ignition, low beam head lamps, windshield wipers, and defroster while driving at low speeds.


それから、もう一つ。 Triangle Electric Auto Association というサイトで見つけた「Reserve Capacity」の定義。
A performance rating for automobile starting batteries. It is the number of minutes at which the battery can be discharged at 25 Amps and maintain a terminal voltage higher than 1.75 volts per cell, on a new, fully charged battery at 80degrees Fahrenheit(27C).


ということで、日本語サイトからもひとつ。 前回のブログでも参照させていただいた「 バッテリーの寿命を延ばすことが出来ますか?(Meganiste Japon) 」というページから
RCはCCA同様に重要なファクターである。 長時間の駐車時暗電流、短距離運転時や緊急時の電力供給の能力を決定する。 RCとは: フル充電されたバッテリーが、26.7℃の気温下で、25Aの電流を連続的に消費し、 電圧が10.5Vに低下するまでに何分かかるかを表したものである。 ヨーロッパやアジアでは一般的にAHに置き換えて表示される。 あらゆるケースでRCは大きい方が良い。 例えば、高い温度下で、360のCCAを要求する車の場合、 400CCA、RC=120min、 冷却のための増量された電解液というのが良い選択で、 600CCA、RC=90minの選択より賢い。 又、バッテリーの重量はRCの大きさに比例する。 バッテリーの場合、大きいことは良いことで、 その車の仕様に合った最も大きいバッテリーを購入することが総合的に最も良い選択である。


要約すると、 「フル充電されたバッテリーが常温で一般的な電気量を消費した場合、 充電することなく何分間もつのかを示した指標」 つまり、バッテリーの「持続力」を示すモノで、単位は「分」。 値が大きければ大きいだけよいようだ。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー ,     22:25 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 5日

CCA(Cold Cranking Amps)

アメリカで販売されている車のバッテリーの性能を示す指標のひとつ。 この「CCA(Cold Cranking Amps)」とは、例えて言えばバッテリーの「瞬発力」を示している。

私も調べてみるまで知らなかったのだが、 この「CCA(Cold Cranking Amps)」の定義について ググった結果、出てきたまともそうなサイトの内容を まとめてみる。

まず、 「Great Northern Battery Systems」 というバッテリーの問屋さんのサイトから
Cranking amps are the numbers of amperes a lead-acid battery at 32 degrees F (0 degrees C) can deliver for 30 seconds and maintain at least 1.2 volts per cell (7.2 volts for a 12 volt battery). In other words, CA/cranking amps determine how much power you have to start your car in most climates. The basic job of a battery is to start an engine; it must crank, or rotate the crankshaft while at the same time maintain sufficient voltage to activate the ignition system until the engine fires and maintains rotation. This requirement involves a high discharge rate in amperes for a short period of time. Since it is more difficult for a battery to deliver power when it is cold, and since the engine requires more power to turn over when it is cold, the Cold Cranking rating is defined as: The number of amperes a lead-acid battery at 0 degrees F (-17.8 degrees C) can deliver for 30 seconds and maintain at least 1.2 volts per cell (7.2 volts for a 12-volt battery). In other words, CCA/cold cranking amps determine how much power you have to start your car on cold winter mornings.


それから、念のためにもう一つ。 Triangle Electric Auto Association というサイトで見つけた「CCA」の定義。
A performance rating for automobile starting batteries. It is defined as the current that the battery can deliver for 30 seconds and maintain a terminal voltage greater than or equal to 1.20 volts per cell, at 0degrees Fahrenheit (-18Celsius), when the battery is new and fully charged. Starting batteries may also be rated for Cranking Amps, which is the same thing but at a temperature of 32F (0C).


英語ばかりでは 解りづらいので日本語サイトからもひとつ。 以前のブログでも参照させていただいた「 バッテリーの寿命を延ばすことが出来ますか?(Meganiste Japon) 」というページから
バッテリーのCCAはあなたの使用環境温度でエンジンメーカーの要求する低温クランキング要求に合っているかこれを上回っている必要がある。 CCAとは: 新品のフル充電バッテリーを用い、-17.8℃(0°F)で、30秒間で7.2Vまで電圧が低下するには 何A流せるかという値である。 時々CAという値が用いられる。これは0℃における始動要求電流で、CCAとは異なる。
4気筒ガソリンエンジンのCCA:600-700CCA
6気筒ガソリンエンジンのCCA:700-800CCA
8気筒ガソリンエンジンのCCA:750-850CCA
温暖な地域で要求CCAの2倍や3倍の能力を持つバッテリーを購入するのはお金の無駄使いである。 一方寒冷地では高いCCAを要求され、一般的に夏に比べて40〜70%高い値を必要とする。 バッテリーが古くなったときの性能低下を見込む必要がある。 ただし、これらのマージンはエンジンメーカーの要求値には織り込み済である。


要約すると、 「CCAとは、寒い冬の朝、車のエンジンをかけるのに そのバッテリーからどれだけのパワーが取り出せるかを表した指標」 ということだ。 つまり、バッテリーの「瞬発力」ということになる。 また、「CCA」とは別に「CA」という指標もあり、これはCCAより高い温度での指標なので注意が必要だ。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー ,     22:05 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 3日

バッテリー交換(2)ACDelcoのバッテリー

上がってしまった、というより、 壊れてしまったバッテリーについて調べてみた。

前回のブログ「 バッテリー交換(1) 」で バッテリーを交換したところまで書いたが、 今まで使用していて 今回 死んでしまったと思われるバッテリーは ACdelcoの 「24-6YR」という型番。 側面には「550 CCA, 100 RC」 と記述してある。

ACdelco とは、 GM系の総合自動車部品会社である。 車のオーナーの方の話しによると、車は中古で買ったが バッテリーを交換したことはない、ということだったので、 おそらく、工場出荷時からのオリジナルのバッテリーなのであろう。

このバッテリー、自宅に持って帰ってきてから少し調べてみた。 まず、電圧を測ってみると、12.8V。 これって、ほぼ正常値。 そこで、バッテリー充電器で充電を行ってみた。 急速な充電はさけたいので 2Aの制限を付けて充電してみた。 メーターを見ると およそ 2A の正常な量の電流が流れ込んでいっている。 これは他のバッテリーを充電している時と何ら変わりがない。 ところが、30秒ほど経つと、電流計が全くふれなくなってしまった。 つまり、電気が流れ込まない、ということで 全く充電が出来なくなってしまったわけだ。 その後、何度か試したが、電気が流れ込んでいかない。

実際の負荷をかけて計測する正式なバッテリー・メーターを 私は持っていないので測りようがないのだが、 おそらく、このバッテリーは電圧は正常でも、 全く電流を取り出せていないのであろう。 そのため、前回ブログのような ジャンピング・スタートでエンジンがかかっても 実際に車を走らせようとすると、 電力不足になりエンジンが止まってしまう現象に なったと考えられる。

【参考リンク】

カテゴリー: バッテリー ,     22:20 | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 2日

バッテリー交換(1)ジャンピングしてもエンスト

先日、シリコンバレーは暑い日が続いたので、 お知り合いの方の車のバッテリーが上がってしまった。 そのレスキューの様子について。

バッテリーが上がった車はグローサリーストアの店先の駐車場にあった。 急にエンジンがかからなくなったそうだ。 私がレスキューに行ったとき、たまたま隣のパーキング・スペースが空いてくれたのは幸運だった。 早速、用意してきたジャンピング(他の車から電気をもらってエンジンをかけること)・ケーブルを繋いでみる。 ケーブルをバッテリーに繋ぐ際は細心の注意が必要だ。 単に、赤い(+)を(+)へ、黒い(−)を(−)へ つなぐだけなのだが、 このつなぎ方にも順番があったりする。 これについてはいづれ別ブログで検証してみよう。

さてケーブルをつなぎ終えて、早速エンジンをかけてみるとセルモーターも回り、 難なくエンジンがかかりだした。 これで一件落着とばかりに、ケーブルを外してあとかたずけを終えた。

ところが、いざ走り出そうとすると、そこでエンジンが止まってしまった。 今まで何度か バッテリーが上がった車のジャンピングを行ってきたことがあるが、 こんなの初めてである。 仕方ないのでもう一度、初めからやり直してみたが、やはり 結果は同じ。エンジンはかかるが、走り出そうとするとエンジンが止まる。

仕方ないので、たまたま持って来ていた 私の古い予備のバッテリーに交換することにした。 ということでグローサリーストアの店先でのバッテリー交換となった。 交換すると、幸いエンジンもかかり、その後エンストすることもなかった。 しかし、このバッテリーも古いのでいつ死ぬか わからない。 一刻も早く まともなバッテリーと交換する必要がある。

カテゴリー: バッテリー ,     22:42 | コメント (0) | トラックバック (0)

 
ハワイ島での遊覧飛行ツアーとB&Bのスペシャリスト、スカイメリカ
Copyright © 2003,2009 Skymerica Corp. All rights reserved.