2007年8月 3日
ATSC(Advanced Television Systems Committee)
テレビやチューナー機能付きのDVDレコーダ等のカタログをみていると、 「ATSC」という記述に遭遇する。 これは一体なんなのか?ではまず、いつものごとく ウィキペディアから調べてみると
ATSC(Advanced Television Systems Committee)とは アメリカで開発された地上波におけるデジタルテレビ規格、 またはその規格の制定などを行う組織の名称である。 カナダ、メキシコ、大韓民国、台湾で採用されており、 他の地域でも採用が検討されているが、 ほとんどの地域で採用されているのはヨーロッパ規格のDVBである 。とある。
アメリカでは普及を進めるために36型以上のテレビは2004年までに、 25型以上のテレビは2006年3月1日(当初7月1日から前倒し)までに、 2007年7月1日(2006年12月31日へ変更提案あり)までに 全てのテレビとテレビ受信機能のある機器への チューナ内蔵義務化を行う。
また、IT用語辞典バイナリ の 「ATSC」 ページでは
ATSCとは、米国におけるデジタルテレビ放送の標準規格のことである。 または、その規格の策定などを目的として1982年に結成された非営利団体の名称である。とある。 この説明によると、 従来のアナログ(NTSC)と同じ 周波数帯域幅となっているようだ。 ちなみに公式サイトは、 「www.atsc.org」 となっている。
ATSC規格は、米国(および日本など)の アナログ放送規格として採用されていた NTSC(National Television System Committee)の 規格に代わるデジタル放送規格として策定された。 映像の圧縮方式としてMPEG-2を採用しており、 音声圧縮方式にAC-3(ドルビーサラウンド)方式を採用している。 放送波は6MHzの周波数帯域を使用する地上波で、 最大で10.08Mbit/sとDVDの再生ビットレート並みの 伝送効率を実現することが可能であるとされている。
ATSC規格は米国をはじめカナダやメキシコ、韓国などで採用されている。 ちなみに日本では地上デジタル放送の規格としてISDB-Tが採用されている。
【参考リンク】
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2007年4月26日
日本のFMラジオで シリコンバレーでは何が聞こえるのか?
昨日のブログ 「日本のFMラジオはアメリカで使えるのか?」 で 日本仕様のFMラジオが 最近販売されている テレビの 1ch 〜 3ch に対応しているラジオであれば 76MHz 〜 108MHz の範囲が受信可能で、 アメリカのFMラジオバンドである 88MHz 〜 108MHz を全てをカバーしていることになり 問題なく使えることがわかった。 では、アメリカで 上記の日本のラジオを使った場合、 周波数的に重なっていない 76MHz 〜 88MHz の範囲では いったい何が聞こえるのであろうか?前回も参考にさせていただいた ARRLの 「TV Channel, CATV and FM Broadcast Frequencies」 や 「FCC Frequency Allocations」 の表を見てみると、 アメリカでの 周波数 76MHz 〜 88MHz の範囲は テレビ地上波の 5ch, 6ch に割り当てられていることがわかる。
もう少し詳しく 「TV Channel, CATV and FM Broadcast Frequencies」 の解説を読んでみると、 テレビの 1ch の 帯域幅は 6 MHz であり、 そのうち音声は 帯域幅 6 MHz のうち、 下から 5.75MHz のところに載っている と説明されている。
ここシリコンバレー(Silicon Valley)では、 テレビの 5ch が KPIX になっている。 周波数的には 5ch は 表からすると 76MHz 〜 82MHz の 6MHz のバンド幅であり、 そのうち音声は、76.00 + 5.75 = 81.75MHz となっていることになる。
では実際に試してみよう。 日本から持ってきたFMラジオの周波数を 81.75MHz に合わせてみる。 すると 確かにテレビの チャンネル5の音声を聞くことができる。
【参考リンク】
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2007年4月25日
日本のFMラジオはアメリカで使えるのか?
日本とアメリカの間で行き来していたり、 引越ししたりしていると 現行の家電製品は使えるのか、 という疑問が湧いてくる。 そこで今回は、FMラジオについて、 「日本のFMラジオはアメリカで使えるのか?」 反対に 「アメリカのFMラジオは日本で使えるのか?」 という疑問について、日本とアメリカの 両国の電波の周波数の観点から調査してみる。結論から言うと、FMラジオに関して言うと、 日本とアメリカとでは周波数バンドが微妙に異なっている。 では どう微妙に異なっているのか具体的にみてみよう。
まず、日本のFMラジオ放送用の周波数は、 総務省の 「電波利用ホームページ」周波数の割当て・公開 にある 30MHz〜335.4MHz のpdfの図を見てみると 76MHz 〜 90MHz となっている。 ちなみに 日本の現行のアナログのテレビの 1ch 〜 3ch は 90MHz 〜 108MHz となっている。
ちょっと 話が脱線するが、 現在のアナログのテレビチャンネルでは 1つのチャンネルの中で映像と音声が別々に電波に載せられている。 そして 音声は FM変調という FM放送と同じ方式で音声を電波に載せている。 と言うことは、テレビの 1ch 〜 3ch の音声がFM放送と同じ方式で、 かつ、周波数も FM放送の周波数のバンドと隣り合っているのであれば、 FMラジオをチョット改造して すこしだけ高い周波数を受信できるようにすると テレビの音も簡単に聞けそうなものである。 素人でもそう考えるわけだから、もちろん、ラジオのメーカーさんもそれは考えている。 だから最近、日本国内で販売されている ほとんどのFMラジオでは テレビの 1ch 〜 3ch も受信できる機能がついてきている。 つまり周波数でいうと、76MHz 〜 108MHz までが 受信可能となっている。
もうひとつオマケで、 では、テレビの4ch以上のチャンネルはどうか、というと、 上記の総務省の電波利用ホームページの 30MHz〜335.4MHz の図によると、 テレビの 4ch〜12ch の周波数は 170Mhz〜222MHz となっている。 3ch と 4ch は たかが1チャンネルの違いではあるのだが、 周波数的に言うと 不連続であり、かつ 非常に離れている。 だから、日本のラジオでも テレビの 4ch〜12ch が受信できるものは少ないし、 もし その機能がついていたとしても 通常のFM放送の周波数バンドとは 完全に別の周波数バンドとなるので、 その分ラジオ本体の値段が高くなってしまう。
では、アメリカのFM放送の周波数バンドは、というと、 ARRLの 「TV Channel, CATV and FM Broadcast Frequencies」 や 「FCC Frequency Allocations」 の表を参考にすると、 88MHz 〜 108MHz となっている。
結論としては、 アメリカと日本のFMラジオ・バンドの周波数で 実際に重なっているのは 88MHz 〜 90MHz までの 2MHzである。 しかしながら、最近、日本で販売されている テレビの 1ch 〜 3ch まで対応しているFMラジオであれば、 76MHz 〜 108MHz の範囲が受信可能なので、アメリカのFMバンドである 88MHz 〜 108MHz を全てをカバーしていることになり、 問題なく利用できる。 反対に、アメリカ仕様のFMラジオでは、76MHz 〜 88MHz の 12MHzが受信不可能となってしまう。
【参考リンク】
- 総務省「電波利用ホームページ」周波数の割当て・公開
- 総務省「電波利用ホームページ」30MHz〜335.4MHz
- ARRL「TV Channel, CATV and FM Broadcast Frequencies」
- 「FCC Frequency Allocations」
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