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2007年4月25日

日本のFMラジオはアメリカで使えるのか?

日本とアメリカの間で行き来していたり、 引越ししたりしていると 現行の家電製品は使えるのか、 という疑問が湧いてくる。 そこで今回は、FMラジオについて、 「日本のFMラジオはアメリカで使えるのか?」 反対に 「アメリカのFMラジオは日本で使えるのか?」 という疑問について、日本とアメリカの 両国の電波の周波数の観点から調査してみる。

結論から言うと、FMラジオに関して言うと、 日本とアメリカとでは周波数バンドが微妙に異なっている。 では どう微妙に異なっているのか具体的にみてみよう。

まず、日本のFMラジオ放送用の周波数は、 総務省の 「電波利用ホームページ」周波数の割当て・公開 にある 30MHz〜335.4MHz のpdfの図を見てみると 76MHz 〜 90MHz となっている。 ちなみに 日本の現行のアナログのテレビの 1ch 〜 3ch は 90MHz 〜 108MHz となっている。

ちょっと 話が脱線するが、 現在のアナログのテレビチャンネルでは 1つのチャンネルの中で映像と音声が別々に電波に載せられている。 そして 音声は FM変調という FM放送と同じ方式で音声を電波に載せている。 と言うことは、テレビの 1ch 〜 3ch の音声がFM放送と同じ方式で、 かつ、周波数も FM放送の周波数のバンドと隣り合っているのであれば、 FMラジオをチョット改造して すこしだけ高い周波数を受信できるようにすると テレビの音も簡単に聞けそうなものである。 素人でもそう考えるわけだから、もちろん、ラジオのメーカーさんもそれは考えている。 だから最近、日本国内で販売されている ほとんどのFMラジオでは テレビの 1ch 〜 3ch も受信できる機能がついてきている。 つまり周波数でいうと、76MHz 〜 108MHz までが 受信可能となっている。

もうひとつオマケで、 では、テレビの4ch以上のチャンネルはどうか、というと、 上記の総務省の電波利用ホームページの 30MHz〜335.4MHz の図によると、 テレビの 4ch〜12ch の周波数は 170Mhz〜222MHz となっている。 3ch と 4ch は たかが1チャンネルの違いではあるのだが、 周波数的に言うと 不連続であり、かつ 非常に離れている。 だから、日本のラジオでも テレビの 4ch〜12ch が受信できるものは少ないし、 もし その機能がついていたとしても 通常のFM放送の周波数バンドとは 完全に別の周波数バンドとなるので、 その分ラジオ本体の値段が高くなってしまう。

では、アメリカのFM放送の周波数バンドは、というと、 ARRLの 「TV Channel, CATV and FM Broadcast Frequencies」 や 「FCC Frequency Allocations」 の表を参考にすると、 88MHz 〜 108MHz となっている。

結論としては、 アメリカと日本のFMラジオ・バンドの周波数で 実際に重なっているのは 88MHz 〜 90MHz までの 2MHzである。 しかしながら、最近、日本で販売されている テレビの 1ch 〜 3ch まで対応しているFMラジオであれば、 76MHz 〜 108MHz の範囲が受信可能なので、アメリカのFMバンドである 88MHz 〜 108MHz を全てをカバーしていることになり、 問題なく利用できる。 反対に、アメリカ仕様のFMラジオでは、76MHz 〜 88MHz の 12MHzが受信不可能となってしまう。

【参考リンク】

カテゴリー: Audio-Visual     2007年4月25日 22:51

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