先日の
「
トーン と パルス (1)
」の続きで、今回はモデムのコマンドについて。
まず、昔話しになってしまいますが、
私がモデムを最初に使いだした頃は、
1200bpsが主流で、値段が2〜3万円だったと思います。
その倍速の2400bpsのモデムなんかナント10万円もしていました。
その当時はまだ、インターネットなんてものはなくパソコン通信の時代です。
モデムのコマンドに関しては、
その当時、モデムの最先端をいっていた
ヘイズ(Hayes)社が提唱した
ATコマンドというのがありました。
これは、モデムへのコマンドの先頭が
必ず「AT」から始まっているので、
そう呼ばれているようです。
具体的には、
「ATDP 123-4567」
というように打ち込むとモデムから電話が掛けられます。
この「ATDT」というコマンドのうち、
「AT」は上記のとおり、全てのコマンドに付けられる接頭語。
次の「D」が ダイアル(Dial) の「D」。
最後の「T」が トーン回線を表しています。
ですから、もし、パルス回線方式の場合は
「ATDP 123-4567」となります。
実は最近のモデムもスピードは速くなっていても
使っているコマンド体系は昔ながらの
ATコマンドになっています。
しかし、最近のWindow上からダイアルアップする場合は、
そのコマンドを表には全く見えない状態で接続するので、
ユーザーは全くその存在を知る必要がありません。
カテゴリー:
Internet
,
通信
2006年1月 6日 22:47
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