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2007年9月10日

FreeBSDの tarコマンドによる 「tar.gz」ファイルの 作り方 と 解凍方法

FreeBSDをはじめとするUNIX系のシステムで ソースファイル等が配布される場合は必ず、 「 XXXX.tar.gz 」というファイルの拡張子になっている。 この 「 .tar.gz 」形式のファイルの 作成方法 と その展開方法について まとめておく。

これらのファイル操作は、最近の FreeBSD であれば、 「 tar 」 コマンドで行うことができる。 tarコマンドにも 例のごとくたくさんのオプションが存在するが、 これらのオプションには 大きく2通りがあり、 「モードオプション」と「その他のオプション」である。

まず 主な「モードオプション」は3つで、
  • c 新たにアーカイブを作成する
  • t 標準出力にアーカイブ内容のリストを出力する
  • x アーカイブからディスクに展開する
と言ったところ。 ちなみに上記のように、いくつかのファイルを1つにまとめること、もしくは まとめたもを表すのに「アーカイブする」とか「アーカイブ」という言葉を使う。 また、そのような操作をするソフトウェアのことを「アーカイバー」ということもある。

それから tarコマンドのたくさんある その他のオプションの中で 重要なの(私が使うことがあるの)は、
  • f 指定されたファイルに対してアーカイブを読んだり書いたりする
  • v 詳しい出力を表示する
  • z 作成するアーカイブを gzip で圧縮する
と言ったところ。

では実際の例として、「test」というディレクトリの下 全体を 「 test.tar.gz 」というファイルにまとめる場合は、
% tar czf test.tar.gz test
とする。 この際の拡張子は、「 .tar.gz 」である必要はなく、 何でもよいし、もしくは極端に言うと 何もつけなくてもよいのだが、 通常慣例として、 tar でアーカイブして、かつ gzip 圧縮したファイルには 「 .tar.gz 」と付けることになっている。 こうしておいた方が 自分が間違えなくてすむ。

既にアーカイブされているアーカイブ・ファイル「 test.tar.gz 」の内容を確認するには
% tar tvf test.tar.gz


アーカイブ・ファイル「 test.tar.gz 」を展開するには、
% tar xf test.tar.gz
とすればよい。

ここでの注意点として、 アーカイブ・ファイルを作成( c オプション )する際に gzip 圧縮するには、 必ず「 z 」オプションをつけなければならいが、 少なくともFreeBSDに関しては、 自動的に gzip 圧縮されていることを認識するので、 内容を確認( t オプション )したり、 展開( x オプション )したりする場合には、 「 z 」オプションを つける必要がない。

【参考リンク】

カテゴリー: FreeBSD     2007年9月10日 22:48

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