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2007年4月10日

FreeBSDのインストール(3) インストールCD-ROMの作り方

前回のブログまでで、FreeBSDインストレーションのための 起動フロッピーを作成する方法がわかった。 これで、問題なくFreeBSDをインストールできるのだが、 この方法ではフロッピーを何度も取り替えなければならない。 また、もしかすると このブログをお読みの方のPCには 既にフロッピー・ドライブが付いていないかもしれない。 そこでフロッピーからではなく、CD-ROMからブートする方法を調査してみた。

FreeBSDの インストレーションに関するドキュメントを読んでいると、 ネット経由でのインストレーションの際は、 必ず 起動フロッピーをまず作成しなければならない、 というような書き方がされているような気がする。 しかし、最近のPCのハードウェア環境からすると、 フロッピーを利用することは ほとんどなくなってきており、 また前述のとおり、既にフロッピー・ドライブが付いていないPCも 多々出回っている。 そこで実際に試してみると、 起動フロッピーの代わりにCD-ROMが利用できることがわかった。

そこで、今回のブログでレポートする方法は、 FreeBSDのインストールに必要な全てのファイルを ダウンロードして、それらをCDに焼こう、というのではなく、 ここではあくまでも、FreeBSDをネット経由(FTPによる)で インストレーションすることを目的とし、 そのための起動CD-ROM を作成してみることにする。

AT互換機用 FreeBSD 6.2 の CDイメージは、 FreeBSDのFTPサイトの 「ISO-IMAGES-i386/6.2」 に置いてある。 ここには、「6.2-RELEASE-i386-disc1.iso」とか 500MB以上の大きさのファイルが置かれているが、 これらをダウンロードしてCDを作成すると 全てをCD-ROMからインストールすることができるのであろう。 しかし、この方法ではダウンロードもその後のCD作成も時間がかかる。 ファイルが大きいので場合によっては、ダウンロードに失敗するケースもある。

一方、別に「6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso」というファイルがあり その大きさが 24,848 KB となっている。 このイメージ・ファイルをダウンロード後、 それをCDに書き込めば、FreeBSDインストレーション用の起動CD-ROMが出来上がる。 大きさも お手ごろなので、それほどダウンロード時間もかからない。

実際に 出来たCD からブートすると 起動フロッピーからブートしたのと何ら変わらない。 違いはフロッピーを入れ替える手間がかからないことぐらいだ。 あとは、インストール設定のメディア選択で 「FTP」を 選択すると ネット経由でFreeBSDをインストールすることができる。

では、具体的に、ダウンロードした「6.2-RELEASE-i386-bootonly.iso」というファイルを どうやって CDに焼きこんだかについては 次回のブログとさせていただく。

【参考リンク】

カテゴリー: FreeBSD     2007年4月10日 22:03

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