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2007年7月 3日

DisplayLink 社

最近、「USBグラフィック・アダプタ」について 研究してきているが、いろいろ調べてみると、 どうも、その製品のほとんどが、 「 DisplayLink 」 という会社のチップを使っているらしいことがわかった。

この手の「USBグラフィック・アダプタ」で問題となるのが、 USBのバスのスピードだ。 USB 2.0 が いくら高速になったといっても、そのスピードは、480Mbit/秒。 バイトに直すと、60MB/秒 となる。 これは、グラフィックの表示には力不足とされるPCIバスでさえも 133MB/秒 あるのに対し、 USB 2.0 は、その半分以下の転送レートとしかないことになる。 これでは、最近の動画のような高速を要するグラフィックを 実用に耐えうるレスポンスで表示するのは不可能だ。

この問題点を解決したのが、DisplayLink社の技術だ。 PCの内部から、USBへグラフィックのデータを送り出す前に 特殊なデバイス・ドライバでデータの圧縮を行ってから送り出す。 ここまではソフトウェアの技術。 一方、USBバス上を送られてきたデータを、 受け取るUSBコントローラ、 圧縮されているデータの解凍、 抽出されたデータに従ったVRAMへの展開処理、 VRAMの値を基にVGA信号やDVI信号を生成。 以上の処理を1チップで実現している。 このように、両端でデータの圧縮と解凍を行うことにより、 USB 2.0 のバス・スピードの足りない分を補っている。 この件に関しては、ITmedia の 「ぼくらは「USB-RGB」を誤解していたかもしれない」 にも解説がある。

実際に DisplayLink社からリリースされているのが DL-120 と DL-160 という2種類のチップ。 これらのチップの違いは、 DL-120 の方が、対象が一般向けということで、 解像度が、SXGA (1280 x 1024)、SXGA+ (1400 x 1050) までとなっている。 一方、DL-160 の方が、パフォーマンス・ユーザー向けということで、 解像度が、UXGA (1600 x 1200)、WSXGA+ (1680 x 1050) までとなっている。 また、これらのチップは低消費電力なので、小さいLCDディスプレイと共に実装すれば、 USBからのバス・パワーだけで USBディスプレイとして 動作することが可能である。

これらのチップを利用して 市場にリリースされている製品の一覧が、DisplayLink社の 「where to buy」 ページにまとめてある。 ここには、先日のブログ 「USB グラフィック・アダプタ」で紹介した製品の多くが リストされている。 その他、USB接続機能を内蔵したLCDディスプレイ や USBポート・リプリケーター、USBドッキング・ステーション等もある。

この DisplayLink の本社は やはり シリコンバレー(Silicon Valley)。 住所をみると、Palo Alto の California Ave となっている。 その他、米国内ではシアトル、イギリス、台湾にオフィスがある。

【参考リンク】

カテゴリー: 企業研究     2007年7月 3日 22:29

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