サーバールームの設計シリーズ。
ラック、ラック と言っているが、それについて
もう少し詳しくみてみよう。
PCサーバーの取り付けに使われているラックは
横幅が19インチなので、通常「19インチ ラック (19-inch rack)」と
呼ばれている。
このラックは 元々使われていた 通信機器を始め、コンピュータ機器、
それから放送機器やプロ仕様の音響機器 等にも利用されている。
ラック全面の両側には縦にレールがあって、そのレールにネジ穴がある規則で並んでいる。
前回のブログ「
ユニット・ハイ (Unit Height)
」
でご紹介したとおり、ラックの高さはこの Unit を単位に構成されている。
通常のラックには、 この 1U の高さに縦に3つのネジ穴があいており、
これが下から上まで続いている。
これらのネジ穴は等間隔ではなく、3つ毎に間隔が狭くなっているところがある。
この狭いところが Unit と Unit の境目となる。
この様子は、
こちらのサイト
で図解してある。
ラックの寸法に日米の違いはないようだが、
機材を固定するネジの規格が違うことがあるにで注意が必要だ。
私が以前いた会社で使っていた、
日本から輸入した通信機器が入っていたラックのネジは
5mmのネジだった。
一方、アメリカ産のラックだとインチのネジがよく使われている。
ただし、ネジ山までは規格になっていないようなので
自分が使うラックにあったネジを用意する必要がある。
【参考リンク】
カテゴリー:
ServerRoom
22:44
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